「ーやがて船長命令により、ロジャー海賊団は人知れず解散し…全員バラバラに…一人…また一人…姿を消した。共に命を懸けた仲間達は今やどこで何をしているか、ほとんどわからない。ーそして解散から一年が過ぎた頃ーロジャーは自首し…逮捕され…あいつの生まれた町、東の海(イーストブルー)のローグタウンで公開処刑が発表された。」
「あの日広場には…今海で名を挙げている海賊達の若き日のそうそうたる顔ぶれが並んでいたと聞く…海賊王の処刑に世界が注目していた。ー私は行かなかったよ。あいつの言った最後の言葉はこうだ…」
…おれは死なねェぜ…?相棒…
「世界政府も海軍も…驚いたろう。他の海賊達への見せしめの為行った公開処刑の場がロジャーの死に際のたった一言で大海賊時代の幕開けの式典への一変したのだからな…」
…俺の財宝か?欲しけりゃくれてやるぜ…探してみろ。この世の全てをそこに置いてきた…
「残り数秒僅かに灯った命の火を、奴は世界に燃え広がる業火に変えた。あの日ほど笑った夜はない…あの日ほど泣いた夜も…酒を飲んだ夜もない…我が船長ながら…見事な人生だった…」
『ONERPIECE』レイリーの回想です。
お盆は、7月15日(8月15日)に行われる夏の先祖供養行事の事を指します。
「お盆」という言葉は、仏教における「盂蘭盆会(うらぼんえ)」を略した言葉とされています。
その昔、釈迦の弟子である目連の母親が餓鬼道に落ちた時、釈迦の教えに従って多くの高僧達に食べ物・飲み物を振る舞い、その施しの功徳が母を救ったという話が「お盆」の由来です。
2023年のお盆は、8月13日~16日までの4日間ですが、地域により7月や9月に行う場合もあります。
8月13日~16日:一部地域の除く全国
7月13日~16日:東京都・神奈川県・石川県・静岡県の一部地域
8月中旬~9月上旬:沖縄県
地域により期間が異なる理由は、地域により重視する暦が異なるからです。
旧暦:明治時代で新暦に変わるまで使用されていた暦
新暦:明治5年~現在に至るまで使われている暦
全国的には旧暦、東京等の都心部では新暦が重視される傾向にあります。
私は、結局の所、生きる事と死ぬ事は同じであると考えています。
生きるという事は死ぬ事であり、死ぬという事は生きるという事です。
たとえば、個人差はあれど、命が宿り始めてこの世に生まれるまで「十月十日」と言われます。
それと同時期に、地球のどこかで誰かが死んで、誰かが忘れ去られています。
人が死んでから「あの人はもう死んだんだ」と知人達に認知されるまでに掛かるのが、ちょうど「十月十日」位です。
誰かが十月十日で生まれ、誰かが十月十日で死ぬ。
この繰り返しで、人類は成り立っているのです。
死ぬという事は「次の命に道を譲りなさい」という自然の摂理です。
ここで無理に頑張って踏ん張ると、次の命が滞り、循環しなくなってしまいます。
皆さんも、この自然の摂理を感じた経験があるのではないでしょうか?私は、ここ数年この自然の摂理を実体験として経験しています。
意識してようが、意識しまいが、私も、あなたも、誰かの死のおかげで、今この瞬間を生きています。
「じゃあ…まるでこの海賊時代は、意図してロジャーが作ったみてェだな。」
「…そこはまだ…答えかねる…ロジャーは、死んだのだ。今の時代を作れるのは、今を生きてる人間だけだよ…」
『ONEPIECE』再びレイリーの言葉です。