先日、朝7時頃、「家出をすると言って言う事を全然聞いてくれません。助けてほしい。」という
電話がかかってきました。
電話の後、すぐにその家に向かうと、利用者と家族が言い争っていました。
私は、家族にその場を離れてもらい、その利用者と外を散歩しながら、会話を重ねました。
すると、利用者の興奮した気持ちが徐々に和らぎ、怒りが収まっていく姿が目に取るようにわかりました。
「家出をします。」といった理由は、家族から細かいことを言われ、かっとなってしまったからだそうです。
利用者の気持ちが収まったタイミングで家に戻り、家族にも状態を説明しました。
そして、私が利用者をデイサービスまで、送っていき、事態は収まりました。
このようなことは、よくあることです。
私が、間に入ることで、利用者・家族の仲が続き、結果的に在宅生活の継続が可能となっていきます。
そのことに対しては、私は不満はありませんし、自らの仕事に対しても、自信を持っています。
ただ、私がこのような対応をしても、1円にもなりません。
このような対応は、ケアマネジャー個人としては望ましい姿かもしれません。
しかし、経営者としては、頭を悩ます姿なのかもしれません。
このように、現在の介護保険サービスを個々人の頑張り・実力を評価するシステムになっていません。
私は、個々人の頑張り・実力を評価するシステム作りをしていきたいと考えています。