相談に来る人や家族の話は大きく2つに分類されます。
「悪いあの人」と「かわいそうな私」です。
相談支援のタイミングだけではなく、家族や友人、会社で誰かと話をする時ほとんどの話題がこの2つに凝縮されています。
たしかに、自らが話をする時自分が何を話しているのか自覚することは難しいことです。
そのためか、結局話の内容は「悪いあの人」と「かわいそうな私」になっていることが多いです。
「悪いあの人」を非難するか、「かわいそうな私」をアピールします。
しかし、この2つを語らっても何の解決にもなりません。
どんなに「悪いあの人」について同意を求めても、「かわいそうな私」を訴えようとも、一時の慰めにはなりえても、本質の解決には繋がりません。
語り合うべきは、「これからどうするか」未来の話です。