あなたが青く見えるのなら、りんごも、うさぎの体も青くていいんだよ3

 

 「どうして川に?」

 「好きなんです。水の塊。」

 「そういえば、海もいったね。」

 「でっかい水って、なんでも吸収して運んでくれそうで。水辺って、風も強いし、すぐ声も流されて。泣いたって気にならない。」

 「っはううう‥って私のせいで、負けちゃった。」

 『アオノハコ』千夏と大喜の会話です。

 

 

 アムステルダム大学のクラーンは、病院で処方される49種類の薬の色を調べて面白い事を発見しました。

 錠剤の色が、赤・黄・オレンジの薬は興奮効果をもたらす薬として使われる事が多く、青・緑は鎮静効果をもたらす薬に使われる事が多かったのです。

 

 私達は、目に入ってくる視覚的な情報により、大きく影響を受けます。

 五感による知覚の割合では、83%を視覚から得ています。

 その為、錠剤の色も、その効果を高めてくれるものが選ばれています。

 

 それぞれの薬には、薬効成分が含まれている為、錠剤の色はどんな色でも構わないと思いますが、そうではありません。

 錠剤の色を、その効果を高める色にする事で、薬の効果をさらに高める事が出来るのです。

 

 

 「最近やる気が出ない」「テンションが上がらない」

 そのような悩みがあるのなら、赤・黄・オレンジの暖色系の色を、見たり使ったりしてみてください。 

 そうすると、身体が興奮してくるので、やる気も出てきて、テンションも上がってきます。

 

 「緊張する」「すぐイライラしてしまう」

 そのような悩みがあるのなら、青・水色・紫等の寒色系の色を、見たり使ったりしてみてください。

 そうすると、身体がリラックスしてくるので、緊張も低下し、イライラする頻度も減っていきます。

 

 

 自然の多い所を散歩していると、心が落ち着きます。

 木々の緑や、水辺の色が、癒しの色だからです。

 そのような自然の風景を見ていると、心が落ち着てくるのです。

 

 千葉大学の研究では、森の中をゆっくり散策するだけで、ストレスホルモンが16%減少・交感神経の活動が4%減少・血圧が2%減少したという効果が実証されています。

 

 モチベーションを上げたい時には、赤や黄のものを身に付けてみてください。

 リラックスしたい時には、青や緑のものを身に付けてみてください。

 色と自然を味方につける事を毎日繰り返す事で、あなたのHPが上がる事を約束します。