ありがとうございました。ではなく、始めました。

 お勧めの映画・ドラマ・漫画・アニメ・旅行先・投資先・好きなサッカー選手や歴史上の人物等、様々なことを聞かれます。
 営業先や取引先の方の趣味や思考等を探るのは仕事上有効です。
 しかし、折角時間を取っていただき、質問までしたのであれば試すべきです。
 99%の人はお勧めを聴くだけで終了してしまいます。
 お勧めを聞いたのであれば、試してみるまでが仕事上の儀礼ではないでしょうか。
 お勧めを聞き試す人は言動一致度が高く、信頼に足ります。
 もちろん、試してきた結果合わないようであれば、途中で辞めればいいだけです。
 振り返れば、私は無意識の内に人が勧めてくれたことを試してきたような気がします。
 高校生の時、福祉の勉強をしたいと思い、教員に尋ねると「実際に現場をみるのがいいのでは?」と提案され、翌週にはデイサービスに足を運んでいました。
 高校生の時、好きな作家が「生涯で1度はインドに行った方がいい。」と書いていたので行くと決め、2年後には1人でインドに行きました。
 大学生の時、お世話になった教授が「戦争について学ぶべき。」と助言してくれたので、広島・長崎・沖縄等を訪れ、現地の方の話を直接聞きました。
 勤めている時、好きな作家が「会社に不満があるなら起業するべき。」と書いていた為、起業しました。
 振り返れば、それぞれのターニングポイントとも言える場所や時間では、他者の助言を試していることに気づきます。
 営業のお礼メールや手紙、または次にお逢いした時には「ありがとうございました。」ではなく、「始めました。」と言えるよう意識することであなたの将来は大きく変わります。