「倒れねェ。やっぱり噂通りの能力を?」
「いかなる攻撃を受けても、炎と共に再生する‥あれが1番隊隊長・不死鳥マルコ。」
『ONEPIECE』マルコに対する海軍の言葉です。
幸運=(行動×多様+洞察)×回復
現在の運の方程式です。
上記の方程式の中で、私が最も大切であると考えているのが「回復」です。
私達が運を掴もうと思ったら、その過程で、必ず逆境に遭遇します。
幸運の発生率を上げる為には、行動の量と種類を増やす事が不可欠であり、行動の量と種類を増やせば、自ずと不運の量も増えていくからです。
本日は、回復力を上げる為の、方法を紹介します。
①科学者マインドセット
②侵襲アクセプタンス
上記の2つが、回復力を高める為の、方法です。
①科学者マインドセットとは、名前の通り「科学者の様な考え方」を意味する言葉で、このマインドセットを持つ人は、世の中のトラブルを次のような視点で捉えます。
★問題を解く為には、仮説と検証を繰り返すしかない
★実験の失敗とは、新しく得られたデータの1つでしかない
失敗したら「科学者の様に考えよう」と自分に言い聞かせるだけでも、あなたが、人生の挫折や失敗から立ち直るスピードが格段に早くなります。
科学的な実験においては、あらゆるパターンの失敗がつきものです。
電球の発明までにエジソンが2,000個を超えるフィラメントを無駄にした様に、ノーベル化学賞を受賞した白川英樹のチームが必要な触媒の量を1,000倍も間違えた様に、科学と失敗を切り離す事は出来ません。
科学とは、仮説と検証を前提とする営みなのです。
「科学では分からないこともあるじゃねえ。分からないことにルールを探す。そのくっそ地道な努力を科学って呼んでるだけだ。」
『Dr.STONE』千空の言葉です。
その為、科学者マインドセットを持つ人は、失敗をただのデータポイントとして扱います。
実験のプロセスにミスがあろうが、仮説とは異なる結果が出ようが、全ては最終的な答えに近づく為に必要なデータでしかないのです。
このような挫折や失敗の捉え方は、一般的なものとは、大きく乖離します。
現代社会では、挫折や失敗を「自己の欠陥」と同等にみなす傾向が強く、それ故に私達の多くは、挫折や失敗を無能の証拠であるように捉えています。
ダイエットに挫折した後で「私は自己管理が出来ない人間だ」と考えたり、仕事の交渉でミスした自分を「全然スキルが足りない」と責め立てたりと、挫折や失敗のせいで、自らが欠陥品であるかのような気持ちになる人も多いのではないでしょうか?
挫折や失敗を、無能の証拠の様に捉えていたら、気持ちが落ち込む事も、当たり前です。
これに対し、科学者にとっての挫折や失敗は、能力の低さを示す根拠にはなりません。
実験の挫折や失敗は、仮説のエラーを示す情報の1つでしかないからです。
どの様な挫折や失敗を経験しようが、それは真実に1歩近づいた証拠でしかないのです。
科学者マインドセットを持ち、実践を繰り返す事で、あなたの回復力が上がる事を、約束します。