いじめと差別はなくならない

 世界史も日本史も、全ては人類の戦争の歴史です。 現代でも、資本主義の市場争奪戦として、戦争が世界のあちこちで行われています。  一般に戦争は国家間で行われていますが、個人レベルで考えれば、いじめと同様です。 戦争もいじめも同様に、強者が弱者に価値観を強要し、拒んだら強者が弱者をたたきます。  じつは、学校の教室で行われているいじめも、国家間で行われてきた戦争も、その本質は同じです。 ここで、歴史から学ぶことは、「人類からいじめと差別はなくならない」という揺るぎない事実ではないでしょうか。  私の経験から、「いじめは絶対にいけない」と叫んでいる人こそ危険です。 「差別なんてとんでもない」と叫んでいる人こそ危険です。  たとえば、戦場の最前線で人を殺し続けている兵士と話をしているとすぐにわかります。 彼らは、真顔でこう諭してくれます。  「我々は、平和のために命がけで戦っている。自分のしていることは、正しい。」 人は、自分こそが正しいと思い込んで、ひたすらいじめと差別を繰り返しています。  ここで大切なのは、きれいごとではなく、ありのままの事実を正面から受け入れることではないでしょうか。