「…私は。あなたが助けてくださると聞いて来たんですけれど。」
「うん?助ける?僕が?そりゃあムリだ。はっはー君が勝手に一人で助かるだけさ。」
「ああいうものってのは、どこにでもいるし、どこにもいない、とも言える。つまり嬢ちゃん。君の視点…心の在りようというのかな…それが切り替わるだけなのさ。」
「禅問答ですね。まるで。」
「いいやぁ違うさぁ。君は薄々この答えに気づいているはずさ。君は何かのせいで、そうなったんじゃない。被害者ヅラが気に喰わねェつってんだよ。」
『化物語』戦場ヶ原と忍野の言葉です。
2020年『ハイキュー』2021年『進撃の巨人』2022年『ゴールデンカムイ』
そして、今日私の最推しである漫画『化物語』がマガジンにて、最終回を迎えます。
「新陳代謝」や「無常」は理解しているものの、当たり前のように毎週再会していた作品との別れは寂しいものです。
春はいつだって当たり前のように迎えに来ると思っていてはいけないのだと、大好きな作品との別れを経験する度に強く感じます。
マネージャーの仕事は、私は3つだけであると考えています。
①目標と目標達成の為の行動量の確認
②変数が間違っていた場合の指摘
③目標の達成状況と行動量の達成状況の確認
多くの会社において、マネージャーの仕事が、細かく分類され過ぎています。
その為、マネージャー自身もどの仕事をすればいいのか理解出来ておらず、部下も何をマネージャーに聞けばいいのかわからず、経営陣もマネージャーのどこを評価すればいいのかわからなくなっています。
忍野の言葉通り、他人を助ける事等、出来ないという現実を受け止めるべきです。
何でもアドバイスを聞いてくるような部下を可愛げがあると評価してはいけませんし、「頑張って下さい」というだけのアドバイスをしてくる経営陣を頼っていてはいけません。
人は勝手に自分で助かる事しか出来ないのです。
他者の問題を横取りしていては、その人はいつまで経っても、勝手に助かる事が出来なくなってしまいます。
私は、漫画やアニメは、読んで終わりでは、もったいないと感じています。
そこで得た感動や喜び、学びを、人生に活かしていく事が、漫画やアニメとともに生きる事であると勝手に解釈しています。
「君が勝手に助かるだけさ。」
この言葉に出逢ってから、この言葉は、私の人生の指針となっています。
『化物語』は終わっても、私達の物語は続きます。
そして、その物語を、どんな物語にするのかは、私達の行動により決まっていきます。