お互いさまの社会

 お互いさまの社会とは、近所に困っている老人がいたら、助ける社会をいいます。 しかし、お互いさまの社会とは、相互監視社会でもあります。  老人が困っていれば、すぐに隣近所の人が気づき、手助けしてくれます。 その代わり、自分も隣近所に気を配り、困っている人がいたら手助けをしなければなりません。  すぐに気づき、助け合う良さがある一方に対し、常に互いの行動を把握しあう、息苦しさもあります。 戦後の歴史を振り返ると、私達は、その息苦しさが嫌だったからこそ、地方から離れ、都会に出てきたのではないでしょうか。  そして、干渉し合わない社会を築いてきました。 しかし、介護保険法を始め、様々な法律で「お互いさま」を強調する施策が施行されています。  お互いさまとは、強要されるものなのでしょうか。