「そうね。明るくしている方が楽しいわよね、明るい人にとっては。けど、暗い人には疲れちゃうわよね。だからね、楽しくするってより、楽にする。なのよ。」
『ムーミン』リトルミイの言葉です。
2022年最も行ったお店である東京ドームシティのムーミンカフェが、2022年12月25日閉店してしまいました。
2021年最も行ったお店であった東京ドームシティのケンタッキーも、2021年12月29日に閉店しており、通い慣れたお店の閉店は寂しいものです。
ムーミンカフェは価格帯が高い設定の為、騒がしい人が少なく、席も余裕がある為、とても利用しやすく、居心地の良い空間でした。
また、黒パン等、他の店舗では見る事が出来ないパンに挑戦してみる事も、ムーミンカフェの楽しみでした。
昨日東京ドームシティに行くと、アパレル店を始めとする店舗の印象的には半分近くが、閉店セールをしていました。
今年、東京ドームシティのショッピングエリアであるラクーアは、20周年を迎えます。
これにより、新店舗等を構え話題を呼びたい東京ドームシティ側が、家賃の値上げ等を図り、実質的に現店舗を追い出す戦力に出ているのではないかと推測されます。
私達が、笑顔で楽しんでいる人気の場所であればある程、その裏では大人の喧嘩が繰り広げられています。
東京ドームホテルの前のエリアは、吉本の劇場が出来る事が発表されました。
アイドルや歌手、スポーツ選手、JUMPキャラに加え、お笑い芸人も、東京ドームの推しに加わります。
明るい人にとっては、明るくしている方が楽しいわけであっても、元々明るくない人にとっては、明るくするのは不自然であり、楽しくないものです。
ムーミンカフェにいる人達の多くは、静かに推しとの時間を楽しんでいる人達でした。
推しである恋人との時間を静かに楽しんでいる人もいれば、推しである子どもとの時間を静かに楽しんでいる人もいれば、推しであるアニメキャラクターとの時間を静かに楽しんでいる人もいました。
アニメが日本が世界に誇る産業となった事も、静かな人達が、何年も何十年も、時間とお金を掛け続けてきたからであると私は信じています。
私は、文化とは静かな人達が作るものであると感じています。
東京ドームシティには、JUMPSHOPに行った帰りに、静かに推しとの時間を楽しめる空間を作ってほしいものです。
明るい人も、静かな人も、どのような人も受け入れられる空間。
きっと、それはその人が楽しいではなく、楽でいられる空間の事を指すと思います。
様々な人が楽でいられる空間を、それぞれに受け入れられる場所。
そのような場所が、今後成長していく場所であると思います。