それ、頼られてるんじゃなくて、パシられてるだけだから。自分の気持ちは、自分のために言わなきゃダメだよ2

 

 「‥そこそこレベル上げたのに、それを一回横に置いて、またレベル1から始めるって辛くないかい?」

 「‥んー‥でも、レベル上げ好きです。できるようになるの、何回でも楽しいです。」

 「自分に言い聞かしてない?」

 『ハイキュー』及川徹と日向の会話です。

 

 

 常識や社会のルールを鵜呑みにしがちな人は「開放性」という性格特性が弱い傾向にあります。

 「開放性」は、新しい考えや人間関係・環境等をどの程度受け入れられるかを表すもので、クリエイティビティと深く結びつく性格特性です。

 私が、100人の人を対象に性格診断をした所、日本人で「開放性」が強い人は、稀であるという結果が出ています。

 

 「開放性」を「新規探索性」と表現すれば、イメージがしやすいでしょうか?

 人には、大なり小なり、新しい事を知りたいと思う・新しい事を知る喜びを感じる性質があります。

 「新規探索性」は他の性格同様、50%以上が遺伝で決まっており、生まれつき強い人・生まれつき弱い人・中間位の人等、その度合いは、人それぞれです。

 

 

 たとえば、レストランで注文をする時、新しいメニューを注文する人が「新規探索性」が強い人、いつもと同じ物を注文する人は「新規探索性」が弱い人です。

 また、旅行に行く頻度や場所、読む本のジャンルの幅、好きな映画の種類の多さ等からかも、その人の「新規探索性」が高いか低いかを、ある程度理解する事が出来ます。

 

 「新規探索性」が弱い人は、1度正しいと信じた常識やルールを守り続ける傾向があります。

 自分よりも、常識やルールを優先するのです。

 

 

 自分が遺伝的に持っている「新規探索性」の度合いを修正する事は出来ませんが、自分の「新規探索性」の強弱を変える事は可能です。

 

 たとえば、レストランで注文をする時、新しいメニューが出たのなら注文をしてみる。

 旅行に行く頻度を上げ、今まで行った事のない場所に積極的に出掛けてみる。

 今まで、読んでこなかったジャンルの本や漫画を読んでみる。

 

 

 

 「新規探索性」が強い人の子ども時代には、共通の特徴があります。

  ①家族から尊重されていた事

  ②自分の好きな事をさせて貰えた事

  ③両親と過度に親密でなかった事

 これに加え、引越しの経験がある事も「新規探索性」が強い人の子ども時代の特徴です。

 

 

 

 「チャレンジャーーッ」

 …及川さん(スパイカー)の位置・ブロッカーの位置・風・高すぎない・離しすぎない…

 「チャレンジャアアアッ」

 …いいじゃん…

 

 「びっくりしました。」

 「ビーチは2人だから、いっぱいボール触れるんだし、色々やんなきゃもったいないじゃーん。」

 「及川さん、強えーっ。」

 『ハイキュー』及川徹の言葉と日向の脳内言葉と言葉、及川徹の脳内言葉、そして、日向と及川徹の会話です。

 

 

 

 あなたの「新規探索性」の傾向は、どうでしょうか?

 もし弱いと感じたのなら、新しい事にチャレンジャーしてみて下さい。

 これを1年間続ければ、あなたの「新規探索性」が強くなる事を約束します。