それ、頼られてるんじゃなくて、パシられてるだけだから。自分の気持ちは、自分のために言わなきゃダメだよ

 

 「それ、頼られてるんじゃなくて、パシられてるだけだから。」

 「自分の気持ちは、自分のために言わなきゃダメだよ。」

 『その着せ替え人形は恋をする』海夢の言葉です。

 

 

 …真面目・素直・責任感が強い…

 上記のような人に対して、どのようなイメージを抱くでしょうか?

 ポジティブに感じる人も多いのではないしょうか?

 

 私は、会社等に上手く使われて精神を病んでいく、運の悪い人に見えます。

 あなたがブラック企業の社長になった姿を、想像してみて下さい。

 真面目で素直で責任感が強い。あなたとあなたの家族・従業員とその家族の生活の為に、このような社員を利用し尽くしたくなる気持ちも、少しは理解出来るのではないでしょうか?

 

 

 真面目という事は、社会常識に自分を合わせる事でもあります。

 素直という事は、自分を持っていないという事でもあります。

 

 

 では、社会常識に合わせがちな自分を持たない人が責任感を発揮したら、どうなると思いますか?

 自分が入社した会社が「どこかおかしい」と感じても「居心地が悪い」と感じても、辞める事が出来ません。 

 自分は今日の仕事を終えているにも関わらず、他の社員が残業をしているから、中々帰る事が出来ない等、責任感の使い所を間違えてしまいます。

 

 常識では良しとされている事でも、使い方を間違えれば、マイナスの方向に働きます。

 社会常識を絶対的なものと捉えずに、相対的なものと捉えるという視点が、真面目・素直・責任感が強い人には欠けている事が非常に多いです。

 勿論、社会常識を守らなければならない場面もあります。

 

 しかし、場面や状況によっては、人の話を聞かずに、まずは自分が行動してみる方が、自分や周りの人の為になる事もあります。

 周りの了解をとっていては、1週間経っても進まない事でも、自分の了解だけで進めるのなら、1秒後には進める事が出来ます。

 

 

 

 この時、大切になるのが、常識を自分より上のものとみなさない事です。

 一番、大切なのは、常識ではなく、自分であるという世界観を持つ事です。

 

 世の中に、絶対的なものは、存在しません。

 アインシュタイン「相対性理論」のように、常識を始め、あなたが絶対的であると感じている事の殆どは、相対的なものなのです。

 

 では、そのような柔軟な思考を獲得するには、どうしたら良いのでしょうか?

 この続きは、また明日。