「…いつやったか、聞かれた事があった。自分はレギュラーでは無く後輩に天才が居て、辛いと思った事はないですか?そもそも天才の定義がわからんけど、聞かれとる意味はわかった。侑達のような奴について、理由なく最初から優秀(そう)なんやと思とる奴がたまに居る。」
「俺が毎日1から10やっとるところを、侑みたいな連中は1から20やっとんねん。或いはより効率的な10、密度の高い10。ほんでたまに1から10やなく、AからZやってみたらどんなやろ?って考えたりする奴らやねん。それで失敗しても、時に他人に嫌われても、疎まれても、正しくても、正しくなくても、俺らやったら大事にするナニカを蔑ろにしても、やらずには居れん奴らやねん。喉から血ぃ出ても、走りたくてしゃあない奴らやねん。」
『ハイキュー』北さんの言葉です。
被験者には、4つの難しい立体について体積の求め方を勉強して貰いました。
Aチームの被験者には、立体の種類ごとに練習問題を解いて貰いました。
Bチームの被験者には、種類ごとではなく、順不同に練習問題を解いて貰いました。
結果は、Aチームの正答率は89%、Bチームの正答率は63%でした。
しかし、1週間後に同様のテストを実施すると、Aチームの正答率は20%、Bチームの正答率は63%でした。
つまり、交互練習は集中練習と比較し、理解しづらく、すぐに成果も実感しづらいが、長期記憶に優れているのです。
特定の知識を身につけたいと思ったら、どうしますか?
多くの人が、その分野の本等を買い込み、集中して一気に読むという方法を取りがちです。
このような集中学習は、目前のテストやプレゼン等には効果を発揮しても、長期的には記憶に残りにくいものです。
多くの人が、学校で学んできた内容や資格を取る為に勉強した内容を、大人になったり、試験が終了した後に、覚えていない原因はここにあります。
誰かに本の内容を話そうとしたけど、上手く伝えられず、自分の記憶にがっかりした経験は、誰もがあるはずです。
勉強においても、読書においても、アニメ・ドラマ・映画等においても、飽きたらすぐ他の勉強をする・他の本を読む・他のアニメを観る事が、長期記憶をする為に効果的です。
私自身、本棚に並んでいる本で、最後まで読んだ本は、ほとんどないような気がします。
常に、少しでも飽きたり、興味が他に移ったら次の本を読むようにしています。
読む本により、視点が変わる為か、内容を深く理解する事が出来、時間が経過しても、長期記憶として脳内にいつでも引き出し可能な情報として残ります。
また、読書を義務感のように感じている人もいますが、このやり方は義務感からも解放される為、読書をもっと好きになります。
本1冊を読み切る為には、多くの時間と労力を費やします。
飽きと戦いながら、最後まで読み切ろうと、頑張る事は辛いものです。
楽しいと感じながら読んだ方が、読書の効果はより高まります。
北さんの言葉通り、皆が1から10やっている所を1から20やっても良いし、より効率的な1から10を試してもいいし、1から10ではなくAからZを試してみてもいいのです。
人生とは、これまでの記憶であると表現する事も出来ます。
好きで集めたものだからこそ、自分の本当の財産になっていくのです。