いつからか他人の評価が気になり、他人と自分を比べたりするようになります。
でも、そんな雑念が世の中にないかの如く仕事をする人が本当に仕事ができる人だと思います。
このようなことを考えると、10年前マンチェスターで観たユナイテッドを思い出します。
ユナイテッドの守備陣は淡々と相手に点を取らせないことのみを仕事としていました。
隙がないように見えるユナイテッド守備陣を見て、つい相手のロビーニョやアイルランドを応援していたことを記憶しています。
歯車のように1人1人が相手に点を取らせないように動くユナイテッドの選手には、何万人もの応援も、相手に対するライバル意識も、数日後に迫ったチャンピオンズリーグ決勝のことも頭にはなく、ただ目の前の仕事を実行しているだけのように私の目には映りました。
これは、私達の仕事にも活かすことができます。
他人の評価を気にするわけでもなく、他人と自分を比べるわけでもなく、ただ目の前の仕事をすることがいい仕事に繋がります。
しかし、面白いのはそんなユナイテッドの中で1人だけ歯車にならず、交代を命じられ、ファーガソンにジャージを投げ捨てたロナウドがその後10年ピッチ上の誰よりも結果を残し続けていることにフットボールの夢を感じます。