「人生はカラフルだ。一人ひとりが自分の色を加えていく。絵は大きくないが、あらゆる方向に延々と続いている。無限だよ、人生ってそうじゃないか?」
「だから、そこに死はない。君も俺も彼らもいない。みんながいるだけ。」
『This Is Us36歳、これから』ケヴィンの言葉です。
安部氏の暗殺事件から3日、まだ信じられないように感じている方も多いのではないでしょうか。
「この人は安部派だから。悪い時もずっと安部派。」
10年程前の『朝まで生テレビ』にて田原総一朗が現群馬県知事山本一太氏を紹介した言葉です。
私が政治に興味を持ちだした2006年の総理大臣が安部氏でした。
特徴的な甲高い声と「美しい国日本」という謎の政治思想に疑問を抱きました。
しかし、当時の私は何がわからないのかもわからない程に政治や経済について知らなかった為、そこから本・動画・テレビ等、様々な媒体を通じ勉強し、何がわからないのかをわかる為のアプローチを重ねていきました。
体調悪化による第一次内閣・第二次内閣からの辞職、責められると脚本のある国会の席においても感情的になる姿や、コロナ禍においてSTAYHOMEを呼びかける為に天竜人のような自宅で優雅に紅茶を飲んでいる姿をネットにあげてしまう等、どこか御茶目な彼が私は好きでした。
また、子どもを諦め、自分の仕事に専念する姿には「結婚して、子どもを作るだけが人生ではない。」というメッセージを出しているように感じ、多くの子どもが出来ずに苦しむ人達を勇気づけたのではないでしょうか。
第一次内閣の失敗を糧にし、第二次内閣の時には安部氏が本当にやりたい憲法改正や「美しい国日本」というメッセージを心に潜め、経済に重点を置きました。
現在の物価上昇や給与横ばい若しくは低下状態により忘れがちですが、安部氏が総理をしていたコロナ以前は日本は好景気と呼ばれていました。
株を保有している金持ちだけがその恩恵を受けたと批判されがちですが、勉強をし、実際に動いた人だけが恩恵を受けるのは当たり前の話です。
現在悪者のように言われている円安ですが、コロナ以前は誰もが円安=景気がいいという印象を抱いていました。
コロナにより外国人受け入れが困難な状況と、日本政府も国民感情にばかり注視している為海外の観光客に制限を加え続けている為、本来円安により稼げるはずの外国人観光客による消費を活かす事が出来ていない事が、現在の不景気の根幹にあります。
話が少々逸れましたが、私は安部氏の自らのやりたい事よりも実績を出す事を選択し、行動する姿勢からは学ぶべきものがあると思います。
私は、人の命の炎には初めから炎が尽きるまでの時間が設定されていると考えています。
そして、その炎は人生の中で強く燃やし続けてしまうと、炎が尽きるまでの時間が短くなってしまいます。
昨今の自殺や歴史に名を遺した人物達の暗殺という最期を数多く勉強すると、そのように感じてしまいます。