「ちちぃ~」
「おまえなんで…あ…いや勝手に家出て何してたんだ?いやーオレは偶然ここに買物に来たんだが、潰れちゃったみたいダナー。」
…ちち、すごいうそつき…
「…アーニャ、おじさんたちと鬼ごっこしてた。」
「そ…そうか。楽しかったか?」
「…ちょっと、こわかった。」
「アーニャ、おうちかえりたい。ちちとアーニャのおうち。」
「いい…のか…?」
「おいてかれたら、アーニャなみだでる。」
「そうか。じゃあ帰ろう。」
「だがあの家は危ないから引っ越そう。昨日毒ヘビが出たんだ。」
「ヘビきらい。」
…ちち、ものすごいうそつき。でも…かっこいいうそつき…
『SPY×FAMILY』アーニャとロイドの会話です。
子どもの性格は、どのようにして決まるのでしょうか?
最新の科学では、50%が遺伝、40%が友達関係、10%が親の育て方で、子どもの性格が決まるとされています。
ただ、これはある程度大きくなった時の子どもの性格であり、0歳~6歳までは、親の育て方、育て方というよりも家庭環境が大きく影響します。
ネパールで行われた調査によると、仲の良い家庭で育った子どもは、学校に長く在籍する事がわかりました。
ネパールのように義務教育がなく、大学に進学する事が当たり前ではない国の中で、学校に長く在籍するという事は、勉強に真面目に取り組んでいる事を表します。
また、仲の良い家庭は、総じて両親が結婚した年齢が遅い事も、わかりました。
全てには該当しませんが、結婚が遅いという事は、経済的にある程度余裕がある可能性が高くなります。
これにより、子どもに投資をする事が可能となり、夫婦関係が悪くなる要因の1つであるお金がないという問題も起こりにくくなります。
また、子どもが育つ家庭環境と、その後の子どもの自尊心の高さとの相関関係を調べた実験があります。
0歳から6歳までの家庭を親の温かさ・親の対応・家庭の安全性等を調査し、その後、その子ども達が大人になってからの自尊心の高さを調べた実験では、0歳から6歳までの家庭環境と子どもの自尊心の高さには相関関係がある事が証明されました。
さらに、親の育て方と、その後の子どもの恋愛関係に関して調べた実験もあります。
思春期に家庭環境がポジティブであった家庭で育った子どもは、恋愛において問題が生じた時に問題解決能力が高い事がわかりました。
子どもは、思春期になると、親と関わりたくないという気持ちを持つ事があります。
このような時にも、無視したり、いがみ合うだけではなく、時に向き合い、その時の気持ちをお互いに話し合うという経験をする事で、子どもは人間関係の問題解決能力を獲得していきます。
結婚=幸せという時代は終焉を迎え、結婚をしても必ずしも幸せになるわけでもなく、結婚をしなくても幸せに生きる事は出来ます。
結婚に向かない人は、問題が生じた時に、パートナーと一緒にその問題と向き合わない人です。
このような人は、思春期の親の育て方が原因にあるのかもしれません。
これだけ科学が進歩をしても、子どもが出来たら、子どもが小学校を卒業する位までは、子ども中心の生活をしなければならなくなります。
私は、これがずっと疑問で、現在もどうにかならないのかと感じる事もあります。
しかし、どうやら子どもの性格、否、思考方法や自己肯定感・世界観等は、親の愛情を注ぐ事でしか、育てる事は出来ないようです。