「君だってそうだろう?狡噛慎也。誰も君の正義を認めなかった。君の怒りを理解しなかった。だから君は、信頼にも友情にも背を向けて、たった1つ、自分に残された居場所さえかなぐり捨てて、ここまで来た。そんな君が、僕を笑うのか?」
「だがね、僕はむしろ評価する。孤独を恐れない者を、孤独を武器にしてきた君を。」
『PSYCHO-PASS』槙島の言葉です。
ハーバード・ビジネススクールが実施した実験で、被験者に賞賛するパターンの文章と非難するパターンの文章を読んで貰い、どのように感じたかを調べたものがあります。
すると、被験者の43%が賞賛パターンの書き手を、被験者の57%が非難パターンの書き手を、頭が良さそうであると評価しました。
また、被験者の42%が賞賛パターンの書き手を、被験者の58%が非難パターンの書き手を、ビジネスに詳しそうであると評価しました。
つまり、人は内容とは関係なく、否定的な言い方に説得力を感じる傾向があります。
「それは駄目だ」「うまくいかない」「だから言っただろ」等、物事を否定する事により、相手の評価を下げる事で、相対的に自分の評価を上げようとする人が多いです。
しかし、その一方で、否定的な言い方には、伝えている内容に、信憑性を含ませる事が出来るという側面があります。
そこで、プレゼンや会議、自分の案を通したい時等には「○○という企画を進めたいのですが、実はまだニーズがはっきりしていない部分がありまして」「ここは強みですが、ここは弱みになります」「私はその分野の経験が浅いのですが、挑戦してみたいです」等、一部に否定的な視点を加えると、上手くいく可能性が上がります。
予想される相手からの否定を、先回りして伝える事により、相手と同じ方向を見て、話しやすくなります。
否定の力は強く、乱用すると身を滅ぼしかねませんが、適度な否定は物事を前進させたり、新しいものを生み出す上で、有効な方法になります。
「誰だって孤独だ。誰だって虚ろだ。もう、誰も他人を必要としない。どんな才能も、スペアが見つかる。どんな関係でも、取り換えが効く。そんな世界に飽きてきた。」
「でも、どうしてかな?僕が君以外の誰かに殺される光景は、どうしても思い浮かばないんだ。」
『PSYCHO-PASS』槙島の言葉です。