「偏見を持つな。相手が幕臣であろうと、乞食であろうと、教えを受けるべき人間なら、俺は受けるわい。」
坂本龍馬の言葉です。
子どもだからとって、いきなりテンション高く話しかけてきたり、触れてきたりする、見知らぬ人がいます。
勿論、それで喜ぶ子どもがいる事も確かです。
しかし、子どもの性格も、大人同様、千差万別。
大人同様、子どもの半数は内向的なのだから、見知らぬ人に話し掛けられるのが、苦手であったり、怖いと感じる子どもも、数多く存在します。
自分が外向型だからといって、その価値観を他人にも当てはめない事です。
百歩譲って、街中で通り掛かる人達が、上記のような対応をする事には「想像力のない人だな」と思うとともに、親が子どもの特性を伝える等して、立ち去る事で納得する事も出来ます。
しかし、写真スタジオや児童館・病院等、仕事として、子どもと接する人達にも、上記のような対応をする人が一定数いる事に、驚いてしまいます。
若しかしたら、私が心理学を専門としている為、ハードルが高くなっている一面もあるのかもしれませんが、その子どもがどんな特性を持っているのかを知る所から、言葉掛けや自分の行動を決めていく事は、プロとして当然の事ではないかと考えています。
子どもは、明るく話しかけてくる人が好き。
若い人は、知識や経験が浅い。沢山働いても大丈夫。
高齢者は、全員敬い、支援の手を差し伸べなければならない。
A型の人が几帳面に見えるのは、あなたが、A型の人の几帳面な部分ばかりを見ているからです。
「影山って、意外とすげえ気ィつかうよな。さっきのも、特別変な事言ってるワケじゃないだろ。」
「やっぱ、中学の頃のモメ事気にしてんスかね?」
「昔の事引きずるタイプに見えないのにな。」
「‥何が重たい事なのか、それは人による。影山には中学の時の一本がチョーー重い一本なんだろ。」
「でもさ、詳しい事情知らないけど、1コだけ確実なのは、今の影山は自分は間違っている可能性があるってわかってるって事。多分、中学のチームメイトに体当たりで気付かされた事。」
『ハイキュー』木下と山口、成田、縁下の会話、そして菅さんの言葉です。
「確証バイアス」を持たずに、自分は間違っている可能性がある事を、常に頭の片隅に入れながら、プロとして、言葉や行動を選択していきたいものです。