「こんな終盤きてもいっっっこも乱れんし、烏野(あいて)が何考えてるかわかってるみたいやわ。侑くんのセット…天才ってやつか…同じポジションきっついわ…。」
「カゲヤマのサーブもやばいだろアレ…俺も才能欲しいわ…。」
「…いつやったか聞かれた事があった。自分はレギュラーでは無く、後輩に天才が居て辛いと思った事はないですか?そもそも天才の定義がわからんけど、聞かれとる意味はわかった。侑達のような奴について、理由なく最初から優秀(そう)なんやと思とる奴がたまに居る。」
「俺が毎日1から10やっとるところを侑みたいな連中は1から20やっとんねん。或いはより効率的な10。密度の高い10。ほんでたまに1から10やなくAからZやってみたらどんなやろ?おもろいんちゃうか?って考えたりする奴らやねん。」
「それで失敗しても、時に他人に嫌われても、疎まれても、正しくても正しくなくても、俺らやったら大事にするナニカを蔑ろにしても、やらずには居れん奴らやねん。喉から血ィ出ても走りたくてしゃあない奴らやねん。」
『ハイキュー』稲荷崎後輩と北さんの言葉です。
世の中の人は、天才・秀才・凡人に分ける事が出来ます。
天才・秀才・凡人を見分けるポイントは、主語にあります。
人には、その人固有のよく使う主語が存在します。
天才・秀才・凡人が分かり合えない理由の1つも、主語が異なるからです。
主語が「私」「あの人」「〇〇さん」等、人メインで語る人は、凡人です。
主語が「会社の利益」「規則」「法律」等、組織やルールメインで語る人は、秀才です。
主語が「世界」「真理」「哲学」等、超越した何かをメインで語る人は、天才です。
凡人が秀才を説得出来ない理由も、主語が違うからです。
秀才が組織の利益を考えて全体を見ているのに対し、凡人は自分を主語として語る為、ただの感想や意見にしか聞こえないのです。
秀才が凡人と話していても、生産的な会話にならないと感じている理由も、会議が意味のないものになる理由も、同じです。
天才・秀才・凡人、自分とは異なるステージにいる人と話す時のマジックワードを紹介します。
そのマジックワードとは「あなたなら、どうしますか?」です。
主語を自分ではなく、相手にするのです。
このマジックワードを使えば、天才も秀才も、ベストの答えをくれる可能性が高まる上に、天才・秀才にあなたを生産的な会話が出来る奴と思わせる事が出来ます。
その人が語る主語は何か、そして、自分が使う主語を何にするのか等を考え、実行してみてください。
毎日ちゃんとやっていれば、あなたのステージが変わる事を約束します。