昨日、としまえんが閉園する見通しであることが発表されました。としまえんは、1世紀近くの歴史を持つ練馬区にある遊園地です。跡地には、ハリーポッターの世界観を反映したテーマパークが開業の為、協議が進んでいるようです。
私自身、としまえんの近くに3年程住んでいたこともあり、としまえん付近には、よく足を運んでいました。その頃から、としまえんは、テーマパークに成りきれていないという印象を受けていました。
ディズニーランドであれば「夢の国」、ユニバーサルスタジオであれば「世界最高のエンターテイメント」、後楽園であれば「都市型遊園地」、花やしきであれば「下町の遊園地」等、どの施設にも、テーマがあり、来場者はテーマの中の世界に足を踏み入れることで、特別な体験をします。としまえんは、テーマがなく、昔ながらの遊園地なだけでした。
まして、東京という競争が激しい立地の中では、独自のテーマを持たなければ、生き残りは困難です。としまえんは、池袋から西武線1本で10分弱到着という好立地の為、アニメとのコラボ等を積極的にしていけば良かったと思います。そうすれば、日本中、否世界中から池袋に集まったアニメファンを呼び寄せることが可能となり、経済も大きく回ることが推測されます。アニメファンは、推しの為に、お金を惜しみません。
今後もハリーポッターではなく、アニメをテーマにしたテーマパークを作っていく方が、としまえんの立地・ユニバーサルスタジオからの差別化を図る為にも、いいのではないかと感じます。