どんな生活がしたいですか?

 私達の仕事は、その人が望む生活の実現を図ることです。
ほとんど机上の空論となることが多いですが・・・。
 それでも、そこに向けたアプローチはしていきます。
そこで、私は「どんな生活がしたいと考えていますか?」と初回訪問の時に聞くことにしています。
 これに対する反応は、多くの方が「どんな生活って言われても・・・。」というようなものです。
高校生の時に社会が何もわからないのに「卒業後どうしたい?」と言われるような感覚です。
これらの返答は、無理もないと思います。
 普段生活をしていながら、どんな生活がしたいなんて考えながら生活をしている人は中々いないでしょう。
これが例えば、病院であれば、こちらの意向というよりも、病院の意向に添う形で同意をするという方法で治療が進んでいきます。
 こちらに求められるのは、「イエスかノー」しかありません。
毎日の忙しい日常の中で、少しでも「どのような生活がしたいか?」とイメージすることは老後の蓄えになるかもしれません。