「この大学、競技部ねェって一時期ヘコんだりしたけどよ、やっぱ動いてみたら気持ちも変わる。不思議と何かやれそうな気がしてきたぜ。」
『弱虫ペダルSPAREBIKE』田所迅の言葉です。
考えているだけでは、物事は何も進みません。
これは考える事を、おろそかにしろという意味ではありません。
何も考えずにいては、勉強も、仕事も、人生も、うまくいきません。
世の中の多くの人は、考えてから動くという順番を取ります。
これは、順番が逆なのです。
動いてから考えるが、正しい順番です。
正確に表現するのなら、本当に考える為には、行動しなければならないのです。
たとえば、サッカーボールを蹴った事がない人が、本を読み蹴り方について考えても、それでは上手くボールを蹴る事は出来ません。
必要なのは、実際にボールを蹴ってみる事です。
実際にボールを蹴って初めて、どうすれば上手く蹴る事が出来るのかを考える事が出来るようになります。
PDCAサイクルという言葉が以前流行りましたが、私はDCAサイクルが現代にあった考え方であると考えています。
計画(P)を立てるよりも先に、まず初動(D)を起こしてみる。
初動を起こした事により、何かしらの反応が返ってくるので、その振り返り(C)をする。
そこから改善策(A)を練る。
この繰り返しこそが、勉強においても、仕事においても、人生においても、大切です。
行動をする事で、初めて現実という壁から、何かしらの反応が返ってきます。
このフィードバックこそが、強力なモチベーションを作る事が、多数の研究から証明されています。
現実という壁にボールを投げた時、そのボールは思った方向とは異なる方向に跳ね返ってくるかもしれません。
そのボールにより、若しかしたら、あなたは傷つくかもしれませんし、プライドを折られるかもしれません。
しかし、その学びは、行動した人にしか獲得出来ません。
その学びには、行動していない人には決して獲得する事が出来ない、大きなチャンスが隠れています。
考える事に、囚われ過ぎない事です。
どんな偉大な発明も、初めは小さな実験から始まります。
行動する事でしか、考えの質を上げる事は出来ません。
さあ、今日からどんな小さな事でも良いので、行動してみましょう。