「東京に出るか迷ってる時に、西谷と話しててさ。西谷は将来どうすんのか聞いたんだよね。漠然とバレーやるんだろうって思ってたんだけど。」
「そうっすね。俺は少しだけ金貯めて、その金で日本でも世界でも、行けるとこまで行ってみます。で、見たことも聞いたこともない事、いっぱいやってみたいです。」
「…そっか。俺はさ、東京の学校に行こうかなって。服関係の。」
「東京も新幹線でビュンですもんね。」
「…うん。ビュンだねぇ。」
「やると決めたら、何だってビュンになるのである。」
「ビュンと捉えるかどうかは、自分次第。」
「ウチの小さい後輩は、ビュンが過ぎる。」
『ハイキュー』東峰の言葉、西谷と東峰の高校時代の会話、菅さん・東峰・大地さんの言葉です。
信長が決死の覚悟で願いを捧げた熱田神宮、天下統一を果たした秀吉が信仰を寄せた稲荷信仰の総本社伏見稲荷大社、家康を関東に結び付ける奇縁の中心神田神社。
戦国武将にとって戦とは、生死の分かれ目でした。
現代の「商戦」「政治闘争」等とは異なり、その結果が自分や家族・部下の生存に直結する厳しい世界です。
従って、武将達は出陣の前、神仏の加護を求め、一定の儀式を行っていました。
その儀式が行われていた舞台が、現在も残る神社です。
この習慣は現代にも続き、経営者には時折、神社を参拝する人が多くいます。
ただし、科学的にみれば、神仏にお願いしたからといって、何らかのパフォーマンスが上がる事はありません。
それでも、自分ではコントロール出来ない・どんなに手を尽くしてもどうする事も出来ない事に対して、何とか神仏の加護を得ようと参拝し、手を合わせます。
では、神社に行くメリットとは何でしょうか?
私は、その行動力にこそ、メリットがあると考えています。
つまり、どんなに忙しくても、神社や寺等に出掛ける行動力のある人は、普段の仕事においても、行動力を出し、結果を残す事が出来るのです。
たとえば、Aという行動が取れる人は、他のBやCという行動も積極的にとる事が出来る傾向があります。
これに対して、Aという行動が取れない人は、他のBやCという行動もとる事が出来ない傾向があります。
多くの人は、忙しい中、神社や寺に足を運ぶという行動を取る事をしません。
そのような中でも、どんなに忙しくても、神社や寺にを運ぶという行動を取る事が出来る人が、成功する事は、むしろ必然ではないでしょうか。
大切なのは、神仏ではなく、あなたの行動力です。
神社や寺でなくても良いので、あなただけのパワースポットを作る事をお勧めします。
そして、どんなに忙しくても、時折、そのあなただけのパワースポットに出掛けてみて下さい。
そこで、少しの時間で良いので、自分との会話を重ねてみて下さい。
勿論、自分との会話はおまけのようなもので、パワースポットに行くという行動力が、あなたに幸運をもたらしてくれる事を約束します。