「人生は、これ以上ない位の神ゲーなのよ。」
『弱キャラ友崎くん』日南の言葉です。

「やる気スイッチ」という言葉を、聞いた事があるでしょうか?
☆勉強しなければならないのは、わかっているけど、やる気が出ない
★仕事しなければならないのは、わかっているけど、やる気が出ない
このような時に「やる気スイッチ」を押す事が出来たらいいのにと、思うのではないでしょうか?
自己啓発系の本においても、コロナ前には「やる気」に関する本が並び、コロナ後には「やる気」に頼らずとも続ける事が出来るようにしていこうという本が並びました。
実は「やる気スイッチ」は、脳内の「淡蒼球(たんそうきゅう)」という場所にある事が、わかっています。
♦報酬が得られるまで行動し続けようとする
「淡蒼球」には、上記のような働きがあります。
つまり「淡蒼球」が働けば、行動を、やり続ける「やる気」が生まれるのです。

しかし「淡蒼球」は、私達が、自分の意志で、働きを制御する事が出来ません。
では「やる気スイッチ」は、どうやって入れる事が出来るのでしょうか?
★待っているだけでは、やる気スイッチは入らない
☆行動をし始めると、やる気スイッチが活動を始める
「やる気スイッチ」をONにする為には、少しでもやってみる事です。
少しでも行動を起こす事で、報酬が得られるまで、その行動を続けようと「淡蒼球」が働き始めます。
私達は、やる気が出ない時、やる気が出るまで待ってみようとします。
しかし、やる気は、やり始めた後から湧くものなのです。
★テスト前に部屋を片付け始めたら、最後まで片付けてしまった
☆夜中に漫画を読み始めたら、最後まで読破してしまった
上記のような経験を、多くの人がしている事でしょう。
これも、やる気が、やり始めた後から湧く事の例です。
また、得られる報酬が大きい程、やる気が増える事も、証明されています。
サルを使った実験では、報酬となるジュースの量を増やすと、下記のような成果と働きが確認されました。
☆課題をこなす動きがよくなる
★淡蒼球が、活発に働くようになる
得られる報酬や達成感等が大きければ、大きい程、やる気も大きくなります。
「淡蒼球」以外にも、やる気を得る方法はあります。
①勉強をする
②テストで良い点を取る
③親や教師に褒められる
テストで良い点数を取る為に努力をし、良い点数を取り、それを親や教師等に褒められると、脳内では「ドーパミン」が放出されます。
「ドーパミン」が放出されると、私達は、快楽を感じます。
上記の過程を繰り返していくと、脳は、学習をしていきます。
脳が、学習をしたら、こっちのもの。
快感を得る為に、その子どもは、親が「勉強しなさい」等と言わなくても、勝手に勉強するようになります。
私は、この状態を「勉強の自動運転」と呼んでいます。
「勉強の自動運転」が出来る人は、大人になっても、勉強を続けます。
大人になっても勉強を続ける人は少数な為、当然、大人になっても勉強を続ける人は、経済的にも成功をする可能性が高いです。
♦5割~7割
子どもが、勉強が出来る・出来ないの説明は、5割~7割が「遺伝」で説明が出来ます。
その幸運に恵まれたのなら、その幸運を享受し、仮に恵まれなかったとしても、親が出来る事はあります。
その方法こそが、子どもを「勉強の自動運転」の状態に近づける事です。
子どもの努力を認め、子どもが結果を出した時には、大袈裟な位、褒めましょう。
その努力は、子どもは勿論、親の運の幅も拡げてくれます。