「よく見ている。君は人の心理を読み取ることには、長けているな。けれど、感情は理解していない。」
「心理と感情は、常にイコールじゃない。時に全く不合理に見える結論を出してしまうのはそのせいだ。だから、雪ノ下も、由比ヶ浜も、君も、間違えた答えを出す。」
『やはり俺の青春ラブコメは間違っている』平塚の言葉です。
「青の服と白の服、どっちがいいと思う?」
彼女から、上記の質問をされた時、あなたなら何て答えますか?
「白がいいと思う。」と答えるかもしれません。
「どっちも似合っているよ。」と答えるかもしれません。
「赤がいい。」とふざけるかもしれません。
この質問の答えに正解はありません。
ただ、彼女が求めている本質が「自分の事をちゃんと考えているくれている」という事を理解しているのなら、その彼女の本質をつくような返答が答えになります。
たとえば「青と白、それぞれどこがいいと思ったの?」と答えるのはいかがでしょうか?
「白がいいと思う。」と答えた場合、彼女の返答は「そっかー。」で終わる可能性が高いです。
「どっちも似合っているよ。」と答えた場合、彼女の返答は「ありがとう。」で終わる可能性が高いです。
「赤がいい。」とふざけた場合、彼女は怒る可能性が高いです。
「青と白、それぞれどこがいいと思ったの?」と答えた場合、彼女の返答は「青い方はデザインが好きで、白い方は今から行くお店には合っているかと思って。」等と彼女の言葉の背景にある気持ちを聞く事が出来ます。
そして、その後も彼女との会話は続きます。
恋人関係でも、家族関係でも、仕事関係でも「この人、私の事をちゃんと考えてくれている」という心情になった時、人はまたこの人と話したいと思うものです。