アンチノミー
アンチノミーとは、同時に相反する2つの事柄が成り立つ事象を指す言葉です。
二律背反と訳されることもあります。
カントは、アンチノミーを次のように表現しました。
「世界が有限であるとも、無限であるとも言える。」
「世界は単純な要素からなるとも、複雑な要素からなるとも言える。」
「世界は全て自由であるとも、必然であるとも言える。」
このカントの問いに、正解や不正解を出そうとすることは困難であり、むしろ正解を求めようとする思考が間違っているような気がします。
カントは、物事を2つの視点から考えるとことで、本質を見極めようとしました。
アンチノミーは、矛盾を表すのではなく、1つの事柄から、2つの側面を見出す、思考方法です。