アーニャがね、よく言うんですよ。危ない目に遭っても、ははが助けてくれるから大丈夫だって。あの子が笑顔ではしゃいでいられるのは、ヨルさんが安全基地になってくれてるから6

 

 「幸せかどうかは自分で決める。大切なのは、今なんだよ。」

 『鬼滅の刃』鼠豆子の言葉です。

 

 

 精神的に未熟な親にも様々なタイプがありますが、子どもに孤独や不安な思いをさせる事は、いずれも同じです。

 また、全てのタイプが不安・怒り等に対する耐性が低く、自分の不安を取り除く(これのみが望みとなる事が多い)為に、言葉でのコミュニケーションよりも、精神的な駆け引きをしたり、相手に感情的な言葉を投げかけたります。

 どのタイプも、子どもを独立した個人としてみなす事を拒み、あくまでも自分の欲求に基づき、自分に縛りつけておきます。

 そして、全てのタイプに共通する事は、子どもは最終的に自己喪失を感じるようになる事です。

 

 愛情を与える方法は基本的に1つですが、残念ながら、子どもが愛情を求める気持ちを台無しにする方法は、無数に存在します。

 精神的に未熟な親は、4つのタイプに分けられます。

 子どもの精神的な安定がどのように蝕まられていくかはそれぞれ異なりますが、共感が乏しく、精神的なサポートが出来ず、敏感性が低い事はいずれも同様です。

 

 

  ①感情的な親:感情のままに行動し、過干渉かと思えば、急につき放す。不安に圧倒されると、他者を利用して、自分を落ち着かせる。些細な事で大騒ぎし、人を自分を助けてくれるか、見捨てるかのいずれかとしか見る事が出来ない。

 

  ②がむしゃらな親:異様に目的意識が高く、常に忙しくしているように見える。他者を含め、あらゆるものを完璧にしようとせずにはいられない。子どもの心に寄り添う事はしないのに、子どもの人生となると、強烈にコントロールしようとしてくる。

 

  ③受け身の親:放任主義で、不安を掻き立てられるような事には、一切関わろうとしない。支配的な相手には常に従い、虐待やネグレクト・不登校等も見て見ぬふりをする。問題等に向き合う事はせず、問題を避けたり黙認したりする事で、切り抜けようとする。

 

  ④拒む親:精神的な親密さを良しとせず、子どもの為に時間を使う事を露骨に嫌がる。他者の欲求への耐性がほぼ無く、彼ら彼女らにとっての交流とは、命令し、怒鳴りつけ、距離を置く事である。多少穏やかなタイプであれば、家族ごっこを演じるが、あくまでも表面的であり、子どもの心に寄り添う事はしない。

 

 

 いかがでしょうか?

 何かしら、思い当たる部分もあったのではないでしょうか?

 精神的に未熟な親、否、親に限らず精神的に未熟な人は、4つのタイプのいずれかに分類される事が多いですが、混合する事もあります。

 ある種のストレスにさらされると、自身のタイプとは異なる言動をする親がいるといったように…。

 

 自分、若しくは家族やパートナーが、仮に何不自由なく生活をしていても、どこか心の中では孤独や不安を感じ続けているのであれば、その問題の根幹は、親との関係にある可能性が高いです。

 少々目を逸らしたい部分もありますが、いつだって、あなたを救ってくれるのは、あなた自身の行動と知識です。

 親ガチャに外れただけで、あなたの人生の幸福が大きく左右されるなんて、悲しいと私は感じています。

 あなた自身の行動と知識で、あなたの人生は、作っていく事が出来ます。