「そりゃあ、こんな腕力ばかりの女じゃ、見限られちゃいますよね‥。」
「ボクは、小さい頃‥もう顔も覚えていないけれど、母の腕の中が好きだった。」
「いつ爆弾が降ってくるとも知れない夜でも、母が傍にいるだけで、安心して眠れた。母は、強かった。」
「アーニャがね、よく言うんですよ。危ない目に遭っても、ははが助けてくれるから大丈夫だって。」
「あの子が笑顔ではしゃいでいられるのは、ヨルさんが安全基地になってくれてるから。ヨルさんは、強いです。」
「未婚(本当の意味で)の女性に言うのも失礼かもしれませんが、ヨルさんは、もう立派にお母さんです。」
「‥私のはただ、ずっとユーリの面倒を見てきたから、それっぽくやってるだけで‥。」
「‥そうですよ。幼い頃から、ヨルさんが積み重ねてきた、誰にも負けないスキルです。自信持ってください。」
「なので、これからもアーニャの母役で、いてくれたら嬉しいです。それと、ボクの妻役も。」

『SPY×FAMILY』ヨルとロイドの会話です。
♦子育ての意味
子育てが辛い、子育てをした事がある方であれば、誰もがこのような気持ちになった事があるでしょう。
☆授乳・夜泣きによる睡眠不足
★自分の時間がなくなる
☆経済的な負担の増大
★「こうしなけばならない」という育児のプレッシャー
☆「自己犠牲」が当たり前の上に成り立っている
子育てが辛いと感じる理由は、多岐に渡ります。
睡眠不足の中での肉体労働・自分の時間が殆どない中で意味不明な子どもの言動に向き合い減る続ける心のHP・仕事等から受ける社会的刺激がない中親の「自己犠牲」の上に成り立つ子育て。
上記のような気持ちになる事自体をネガティブな事であると感じている親も多いですが、上記のような気持ちになる事は、当たり前の事であり、ネガティブな事ではありません。
思い切ってその気持ちをパートナーに、そして、子ども自身にも話してみてはいかがでしょうか?
そして、心のHPが少しずつ回復してきたら、子どもに、関心と好奇心を向ける事を、お勧めします。
☆子どもの意識の焦点がどこにあるのか
★子どもが、何を考えているのか
☆子どもが、何をしようとしているのか
子どもは、完全に受け身の存在ではありません。
子ども自身も考え、行動をする事が出来る存在です。
親が義務的に食事を与えたり、義務的に歯磨きをしたり、義務的に外出をしたりするだけでは、子どもの可能性も、そして、親であるあなた自身の可能性も、限定されたものになってしまいます。
「恥ずかしいわ‥。失敗ばかりで、笑っちゃうわよね。」
「いえ、そんな‥。」
「昔からひどい人見知りの上に、あがり症で‥秋斗のガールフレンドの前だと思うと、なんだか余計に緊張しちゃって‥いい大人が情けないわね‥。」
「私も、緊張しています!」
「まぁそうなの?」
「はい。とても。でも、お会いできて嬉しいです。ご挨拶できて嬉しいです!」

『山田くんとLV999の恋をする』山田母と茜の会話です。
♦子育ての意味
…バブル崩壊・リーマンショック・コロナウイルス感染拡大…
1人の男が起こした自体が、上記の3つの日本、否、世界経済停滞と並ぶ事になる事態は、過去例がありません。
「わざと株価を急落させたのか?」
「時に何かを治す為には、薬を飲まなければならない事がある。」
記者とトランプの会話です。
世界経済に大打撃を与えた1人の男は、まるで世界経済を治すかのような振る舞いをしています。
私が感じる子育ての意味の1つは、親が子どもに向けた関心や敬意が、親子関係の投資になるという事です。
子育てを長期間に渡りやり終えた後には、子育ての最初の数カ月や数年が、とても早く過ぎ去ったかのように感じます。
このように子育ての意味を考える方が、散らかった家の中を見て、1日働いた成果が何もないと感じるよりも、ポジティブではないでしょうか?
あなたが子どもに関心や敬意を向けているのであれば、結果は、必ず出ます。
ただ、勉強や仕事のように、1日毎や、1カ月毎に、成果が出るわけではありません。
それでも、子どもに関心や敬意を向け続け、子どもの話に耳を傾け、子どもからの影響を受け入れる習慣を身に付ければ、子育ては、見返りのある仕事に変わります。
子どもがあなたとの結びつきを感じ、あなたとの活動に積極的に関われるように手助けをすれば、子どもの安定した情緒の為に、投資をしている事になります。
勿論、投資ですから、それは「複利」となり、あなたの未来に返ってきます。
老後の資金を貯める事も大切ですが、若しかしたら、それ以上に、子どもの安定した情緒の為に投資をする事は大切かもしれません。
「え、母さんが?」
「大学の書類だけ置きにきたって。また連絡するって、ホテルに帰ってったよ。」
「まじすか。」
「彼女いるって言ってなかったの?ふいうちで、お母さん相当びっくりしてたよ。私もだけど。」
「そのうち言おうと思ってましたよ。」
「‥‥。」
「いや、ほんとに。」
「別にいーけどさ、親には言いにくいとか、あるもんね。」
…「秋斗。お母さんと約束してね。秋斗が大きくなって、もし万が一、たくさんの女の子と次々に仲良くなっても、お母さんに紹介するのは、あなたが結婚する子だけでいいからね!」…
…「なんで?」…
…「気まずいからよ!お母さん人見知りだし!」…
…「?おっけー。」…
「そのうち、紹介しようと思ってましたよ。」

『山田くんとLV999の恋をする』山田と茜の会話、山田の子ども時代の回想、そして、山田の言葉です。