インディアンが滅亡した理由

 北アメリカ大陸には、紀元前2,000年には河川流域に定住農村落がありました。
 16世紀には、100万人から500万人のインディアンが生活していたと推測されます。
 現在でも残されている書籍には、1830年にインディアンの姿の描写が描かれています。
 1830年は吉田松陰の生まれた年であり、江戸末期までインディアンが伝統を守り、生活していたことが理解できます。
 16世紀後半より、イギリスやフランス、オランダ等による植民活動が本格化されます。
 インディアンは、それぞれの部族が勇敢に戦いました。
 しかし、武器や戦略で勝るヨーロッパ諸国に対し、時の経過とともに劣勢となります。
 インディアンは、戦いを局所的なものと捉え、全体像を把握していませんでした。
 そのため、各地の各部族が個別に戦い、敗れることを繰り返しました。
 インディアンは、ヨーロッパ諸国が上陸した直後より、学ぶ姿勢を持つべきでした。
 銃や弾薬の生産方法を学び、戦いは戦闘だけではなく、調略であり、また家や食料等を失わせることであることを理解する必要がありました。
 インディアンが滅亡した理由は、学ぶ姿勢を持てなかったことにあります。
 自身の伝統や文化を大切にすることは重要ですが、生き残りのためには相手から学び、生き方を変えなければならない場面があります。
 集団の生き残りと文化の洗練が必ずしも一致しないことは歴史が示しています。
 過去に戻ることが不可能な時代の変化に直面した時、新たな世界観を構築し、自己革新を繰り返すことが次の時代で飛躍するための必要条件となります。