オリンピックにプランBを3

 「参加することに意義がある。近代オリンピックの父ピエール・ド・クーベルタン男爵が演説で取り上げ、広く知られた言葉だが、この言葉はしばしば誤用され、強制参加のための脅迫文句となっている節がある。参加することに意義があるのなら、参加しない勢力に参加することにも意義があるはずであり、何事も経験というのであれば、経験をしない経験にだって価値はあるはずだ。」

 『やはり俺の青春ラブコメは間違っている』比企谷八幡の言葉です。

 日本政府も東京都も、オリンピック組織委員会も、オリンピック開催や中止に関して調整中というだけで結論を伸ばすことだけしかせず、大会開幕まで1カ月半程になりました。

 どっちつかずの組織がいいこともありますが、今回のオリンピック問題を日本人側から見ると、どっちつかずの組織は悪であると思います。

 気づいたら開会式の日になっていたので、やっていましたという結論になることが予想されます。

 前回、私が主張したような、東京都民へのワクチン優先接種も行われず、東京都民の多くがワクチン接種をすることなく、オリンピック開幕を迎えてしまいます。

 日本の総理が、仮にトランプであれば、個人的な見解で中止を表明し、IOCも文句を言えなかったのではないでしょうか。

 確かに、ヨーロッパやアメリカ等はワクチン接種は進み、ワクチン接種がされなくても感染拡大をある程度抑制出来ている日本に渡航することは、リスクは少ないです。

 また、開催場所がヨーロッパやアメリカであれば、数カ月前に中止が決定していたと思われます。

 ヨーロッパやアメリカにとっては、正直な話、極東の国の感染者が多少増えた所で知ったことではないという所が、正直な意見ではないでしょうか。

 これは、ヨーロッパやアメリカが悪いだけではなく、逆の立場になれば、日本も同様のことを考えると思います。

 日本政府や東京都等は、まず第一に日本国民や東京都民を守ることを最優先に考えることが、至上命題のはずです。

 その為には、何かを捨てることが出来る覚悟が必要です。

 「何かを変えることのできる人間がいるとすれば、その人はきっと大事なものを捨てることのできる人間だ。」

 各国やIOCとの関係も大切ですが、それ以上に大切なことがあるはずです。

 『進撃の巨人』アルミンの言葉が頭を過ぎります。