クラブ以上の存在

 私は、20年間程、ヨーロッパのフットボールを観るのが習慣になっていました。

 コロナウイルスの影響を受けて、ヨーロッパのフットボールも3カ月間の休止を余儀なくされました。

 それが、ラリーガを始め、徐々に再開されてきました。

 フットボールのない日常は、世界との繋がりが閉ざされたようで、寂しいものでした。

 毎日、フットボールを観ていても、昨日の試合と今日の試合に大きな変化はありません。

 しかし、その毎日の試合の積み重ねが、フットボールの概念を大きく変化させます。

 フィジカルからボールテクニックへ、気合いから淡々と仕事をこなすへ、個の力から戦術へ、選手から監督へ、毎日の試合の積み重ねが、フットボールの概念を大きく変えてくれました。

 それを毎日試合を観ることで、目撃してきました。

 フットボールがある毎日は、過去・現在・未来を繋ぐ毎日です。