私が参加していた小学校のサッカー少年団は、4年生になると、強いチームが選抜され、強いチームとそうでないチームの2チームが編成され、練習や試合も各チームごとに別々に行われました。
1人1人の能力はそれほど違わないのに、試合をすると強いチームの圧勝でした。
私は、この現象に疑問を抱いていました。
ハーバード大学が行った実験で、ある生徒の20%が知力面で才能を示したというデータがあります。
その20%の生徒は、IQが平均12ポイント上がり、試験の成績も他の生徒より15%上昇していました。
このように才能を開花させる生徒を、ブルーマーと呼びます。
では、ブルーマーが誕生したトリックは、何だったのでしょうか?
それは、ただ単に教師が無作為にブルーマーということにしておく生徒を選んでおいただけでした。
教師はブルーマーに選んだ生徒に熱心に接し、生徒は教師の期待に応えようと努力しただけだったのです。
ブルーマーに選ばれた生徒は、実験期限である2年後まで知能を伸ばし続け、それは全く別の教師に教わる時にも、同様でした。
勉強においても、スポーツにおいても、仕事においても、家族間の関係においても、これは同様の結果が見られます。
私の疑問に対する答えとしては、強いチームであると期待されたチームのコーチや親は子どもに期待をし、期待するが為に熱心に接し、子どももその期待に応えようと努力をすることで、強いとされたチームはどんどん強くなったと思われます。