私は、学生時代からある懸念を抱いていました。
学校の朝礼等で、よく表彰される部活がありました。
その部活とは、女子サッカー、なぎなた、弓道、卓球等でした。
しかし、その部活の友人の話を聞くと、大会参加チームが県内で4校しかなく、そのなかの3位であるというようなものでした。 体育祭やマラソン大会をやっても好タイムを出すのは、サッカー部や野球部等です。
弓道や卓球等をしている生徒が体育祭やマラソン大会等で主役を演じることは、ありません。
すなわち、幼い頃より運動神経がよい子は、サッカーや野球等のスポーツを選択します。
そのような運動神経抜群の人達の集まるなかで、試合に勝つのは容易なことではありません。
私は、同じ勝利でも、そこに格差はあるものだと思います。
競技人口という面でも、サッカーや野球等と、弓道や卓球では何十倍も差があると思います。
勝利確立という面でも、競技人口という分母が多いのであれば、勝利する、活躍するという確率は極めて低くなります。
これが、私が学生時代より、抱いていた懸念です。