「善因善果」という禅語が頭を過ぎる事があります。
物事には原因があり、結果があります。
その原因となるものが「因」であり、そこへ外から「縁」がやってきます。
「因」と「縁」が結びつく事で「因縁」となります。
そして、その「因縁」が形を変え、結果となっていきます。
ある科学者が算出した計算によると、あなたが生まれる確率は400兆分の1であると言います。
このように考えると私達が生まれてきたのは、長い年月にわたり、無数の因縁が結ばれた結果であると感じてしまいます。
現在、私達が生きているのも誰かに生かされ、そして、誰かを生かしているという因縁の世界にいるからです。
私達のまわりには、常にたくさんの縁が流れています。
大切な事は、その縁に気付き、自分でつかみ取れるかどうかです。
良い縁があなたの元にやってくるかどうかは、あなたが善因を行っているかどうかで決定します。
私自身、高校時代、授業を真面目に受け、テストで良い点を取り、掃除をきちんと行う等のちゃんとした学校生活がサッカーの結果に繋がるという事を、感覚的に感じていました。
授業をやる気なく過ごし、教師に反発するけど、サッカーだけは上手いという姿に憧れ、実践してみた事もありましたが、あまり良い結果に繋がりませんでした。
高校時代、授業を真面目に受け、テストで良い点を取り、掃除をきちんと行う事等を重ねていると、サッカーにおいて、運が私に味方をしてくれるような奇跡のような偶然を何度も経験しました。
その時は、感覚的にそのように感じていただけですが、様々な経験や勉強を重ねていくと、それは偶然ではなく必然であると強く感じています。
縁は風のように誰の所にも平等に吹いています。
良い行いを重ね、良い縁を結ぼうと心懸け、行動していれば、その積み重ねが、あなたの人生を幸せなものに変えてくれます。
もちろん、縁を迎える努力を重ねている事が前提の話です。