昨日、NHKにて、「要介護認定を受ける高齢者が減少。介護サービスを受けられない高齢者が出るのでは?」というニュースが取り上げられました。
私は、このニュースを見て、呆れてしまいました。
その理由は、実態と大きくかけ離れているからです。
介護保険の申請には、3種類あります。新規申請・更新申請・変更申請です。
そして、多くの場合は、更新申請となります。更新申請とは、すでに要介護認定を受けている方が、有効期間満了の為にする申請です。
東京23区の多くは、今月初めから中旬に特例措置として、「更新申請の場合は、調査無しで、現在の介護認定の有効期間を6~12カ月延長する。」措置を出し、実践しています。
つまり、認定調査を受けずとも、自動的に更新となり、現在の介護認定が継続される為、同様のサービスを受けることが出来ます。この説明は全くなく、不安ばかり煽るアナウンサーや専門家には呆れてしまいます。
これにより、私の仕事の1つである認定調査は激減しました。
さらに、「外出自粛により、申請に行くことが出来ない人が多い。」との意見もありました。
これも、申請の多くはケアマネジャーが代行している実態や、郵送でも出来る実態を考えれば、実際の現場とはかけ離れている指摘です。
どの方も、自分の仕事がテレビで取り上げられると、「実際とは違うんだけどな‥。」と感じられると思います。
私自身改めて、テレビの報道を鵜呑みにしてはいけないと、強く感じました。