フットボールの試合も、アニメや漫画、映画同様、次がどうなるかわからないという緊張感が、観る者を虜にしていきます。
これだけ世界中の試合が観れるようになった現在、緊張感のある試合でなければ1試合全てを観ることも少なくなりました。もちろん、良い解説がついている事も、試合を全て観ることの条件です。
その意味では、私が今シーズン試合を全て観たのはエヴァートンVSトッテナム、パリVSマルセイユ、チェルシーVSリーズ、そしてパリVSバイエルンの4試合しかありません。
緊張感という意味では、チャンピオンズはベスト8からが緊張感が高まります。
しかし、実際は試合前の期待の方が内容や結果よりも高いことの方が、多いことがほとんどです。
その意味でも、昨シーズンのファイナル同様の戦い、パリVSバイエルンの試合は緊張感のある良い試合でした。
私が、高校生の頃、私にパスを出すディフェンスの選手に「あと、0,5秒早くパスを出してほしい。」と頼みました。
すると、その選手は「ディフェンスの俺にそこまで言わないでくれ。」と返答をしてきました。
指導者にその意味を説明しても、理解してもらうことは出来ませんでした。
あれから15年程経過し、現在のフットボールにおいては、適切なタイミングで、適切なスピードで、適切な位置に、適切なパスの種類を出せるディフェンダーでなければ、世界で戦うことは出来なくなっています。
それもそのはず、何をやるにもスタートがしっかり出来なければ、成功する可能性は低くなります。これは、フットボールだけに限らず、勉強や仕事等でも同様です。そのスタートであるディフェンスのパスが大切でないはずはありません。
その意味を見出す為に、パリの2点目のマルキーニョスのトラップ、ナバスのパスの選択肢を増やす為に全力で走るキンペンべを、多くの日本人の指導者に見てほしい気持ちです。
アラバもジンチェンコも、代表ではゲームを作る役割を担っています。
ディフェンダーだから、キーパーだからという理由で、トラップやパス、シュート、パスの選択肢を引き出すランニングをしない、出来ないという時代は、終了しました。
50試合フットボールの試合を観て、そこから1つ新しい発見が出来るから、フットボールを観ることは辞められません。