ドロップアウトの偉い人

 家庭教師をしている時、中学受験や高校受験、大学受験等、合格する子もいれば、不合格になる子もいました。  不合格をした子の中には、家庭教師の時間中、ずっと泣いている子もいました。  私は、そのような子を見て、心の中で、「人生の早い段階で、ドロップアウトを経験できて良かったじゃないか。」と思っていました。  誰もが、ドロップアウトをします。  会社で例えると、何万人もの出世争いの中で、会社のトップになることができるのは、1人だけです。  優秀なあなたも、必ず、どこかのタイミングで、ドロップアウトを経験します。  ドロップアウトの経験は、早ければ早い程、望ましいと感じます。  40代になり、初めて、ドロップアウトを経験すること程、悲惨なことはないのではないでしょうか。  受験や就職、はたまた会社において不遇な扱いを受けた等、その時には、冷静でいることは困難かもしれません。  しかし、人生という長い時間軸で考えると、そのドロップアウトを経て、乗り越えた経験は、必ず、自身の実力となり、あなたの人生を支えてくれます。