ネコが、目に見えない物体の存在を心の中に留めておける事は、これまでの数々の研究で証明されてきました。
しかし、その能力が実際どのように活かされているのかは不明でした。
京都大学の実験により、人と一緒に住んでいるネコを用いた実験により、ネコが飼い主がどこにいるかを心の中に留めている事がわかりました。
実験は、1匹のネコがいる部屋の内側と外側にそれぞれスピーカーを置き、ネコに飼い主の音声を聞かせる方法で行われました。
まず、部屋の中にいるネコに対して、飼い主がネコの名前を呼ぶ音声を部屋の外から聞かせます。
その後、部屋の中から同様の音声を聞かせたり、飼い主以外の人の声でネコの名前を呼ぶ音声を聞かせました。
すると、ネコは部屋の中から飼い主の音声が聞こえた時にだけ、驚いた反応を示しました。
ネコからすると、部屋の外に飼い主がいると思っていたにも関わらず、部屋の中から飼い主の声が聞こえた為、戸惑まったという訳です。
同様の実験を、飼い主以外の人の声やネコの鳴き声等を聞かせても、音源の位置を気にする様子はみれらませんでした。
一般的にネコはイヌよりも、愛情表現が少ないと考えられていますが、思いのほか、飼い主の事を気にかけています。