「バカにつける薬はないのだから。」
『ONEPIECE』ドルトンの言葉です。
人生において、心を落ち着かせ、感情をコントロールする事は非常に大切です。
しかし、論理や倫理・データ等ではなく、感情で動く人は、本当に多いです。
私の仕事柄でしょうか、高齢者や障害者・その家族は勿論ですが、介護で働く人達にも感情で動く人が多く、そのような人に出逢う度に自分の何かが擦り切れていくような気がします。
ケアマネジャーは、仕事内容の多様さや責任の重さと比較し給料が安く、資格を維持する為の研修を受講する為に研修を受講するという謎のシステムにより、求人倍率は4倍を超えています。
つまり、ケアマネジャーは次々と辞めていき、誰もケアマネジャーになろうとしない状態にあります。
私は、上記の理由に加え、冒頭で記したような多数の感情で動く人達が、ケアマネジャーの精神をすり減らしていき、心を病み辞めていく事が原因であると考えています。
あなたが冷静に対応しようとしても、非論理的な言い分で、感情的に攻められると、言い合いになってしまう事があるのではないでしょうか?
では、このような人を相手にする場合、どうしたらいいのでしょうか?
1つ目は「気にしない」事です。
非論理的な言い分で感情的に責められても険悪になる必要はありませんし、過剰に気を遣う必要もありません。
人は、忘れる生き物です。
時間が経てば、相手も、忘れます。
特に、感情で動く人は、自分の言動自体を忘れる傾向が高いです。
2つ目は「実績を出す事に集中する」です。
気まずくなった感情で動く人との関係に気を病むのではなく、まずはあなた自身の実績を出す事に集中しましょう。
実績を出すべく行動したりする姿を見せる事で、一目置かれる存在になりましょう。
若しかしたら、会社や社会の評価を受けて、感情で動く人をコントロール出来る立場に、あなたがなれるかもしれません。
そして、仕事で実績を出す事で、あなた自身が、感情で動く人に気持ちを引っ張られていた事自体を、忘れる事が出来ます。
3つ目は「ガス抜き」です。
ガス抜きの為には、仕事で実績を出す事以外にも、家族と楽しい時間を一緒に過ごす事・運動をする事・好きな映画を観る事等、多様な方法があり、あなた自身のガス抜きの方法を見つけてみて下さい。
私のお勧めは、景色を変える事です。
日常とは違う景色に触れる事で、気持ちがリセットされます。お手軽な方法は、映画館で映画を観る事です。
間違っても、陰口はやめましょう。
陰口は、コントロール不能であり、必ず相手に伝わり、相手の憎しみは倍増します。
陰口は、あなたの人としての器の小ささを宣伝するようなものです。
家康の言葉にもあるように、人生には苦労しかありません。
しかし、ここであなたが多くの人のように、感情で動き、キレてしまっては、終わりです。
楽な道が楽をもたらしてくれるのは、一瞬です。
楽な道を行こうとする程、苦労が増えるというのが、どうやら人生の公式の1つのようです。
感情が一定している事は、これからの時代を生きていく為の、必要な能力にあります。
感情で動く人に、あなたの大切な人生の時間を奪われないようにしましょう。