「黙れ。まだわからないのか。このイカれた国を救おうとした、たった一人の男が死んだのだ。他の誰もが、この国を諦め、絶望する中で。こともあろうにそれを救おうとした優しい医者が今死んだのだ。この国の辿るべき道は見えた。滅ぶことだ。バカにつける薬はないのだから。」
『ONEPIECE』ドルトンの言葉です。
バカ。
社会の常識に欠けている事・愚かな事・役に立たない事等、バカの意味は多彩です。
私は、東京に引越したのも、東京の中でも文京区を住まいに決めたのも、独立をした事も様々な理由がありますが、最も大きな理由は、バカと会う確率を減らす為でした。
それでも、バカとは出逢ってしまいます。
道で出逢う事もあれば、電車の中で出逢う事もあれば、仕事中に出逢う事もあります。
私は、幸せな状態とは、不快ではない状態であると考えます。
不快ではない状態とは、バカと出逢わない状態です。
しかし、私が、どんなにお金と精神を張り巡らせても、バカとは必ず遭遇します。
これは、私だけではなく、どのような成功者にとっても、同様です。
では、どうしたら良いのでしょうか?
『バカと付き合うな』を読み、バカと付き合う事をやめても、付き合わずとも、バカは、道端で、電車で、仕事で、こちらのコントロールがきかない所から現れます。
『アホとは戦うな』を読み、アホと戦う事をやめても、アホと出逢うと、どれだけ幸せな気持ちでいても、途端に不幸な気持ちに襲われ、自分のHPがどんどん低下していってしまいます。
このような自己啓発書は、その時の気分は上げてくれるものの、根本的な解決には至らないという特徴があります。
では、どうしたらよいか?
勿論、いつもやっているように考え、行動し、習慣化していくしかありません。
まずは、バカについて、知る必要があります。
バカの特徴を3つ挙げます。
①バカは、いきなり現れる
②バカは、人を傷付ける
③バカとは、モラルの低い人間
①バカは、いきなり現れるを解説します。
バカは、思ってもいない時に、突然現れます。
その為、こちらは心の準備が出来ていません。
たとえば、電車や車で移動しよう・生活を楽しもう・仕事をしよう等、ただ堅実に生きていきたい人の日常のひとコマに、急にバカが割り込んでくるのです。
②バカは、人を傷付けるを解説します。
不意にバカが現れると、誰でもイライラします。
それは、朝でも昼でも、どこにいても、直前まで感情とも、無関係です。
より心の問題として表現すると、そのバカのせで、あなたの心が傷つくのです。
たとえ、自分に自信があり「バカが現れても動じずにいたい」と感じている人がいても、やはりバカのせいで傷つきます。
そして、自分が傷付くという事実に、また苛立ちます。
すると、傷はさらに大きくなり、悪化していきます。
③バカとは、モラルの低い人間を解説します。
私達は、皆、自分の道徳観を持っています。
常日頃から、それに沿って行動し、努力を重ねながら、完璧ではなくても、なるべく正しい振る舞いを心懸けています。
それと同時に、私達は、他者の振る舞いを、自分の道徳観に照らして適切だと思えば、その人はモラルが低い人であるとみなします。
バカとは、そうして周りから、モラルが低いと思われている人の事だと言えます。
バカを知る事で、バカと直面した時に、あなたの心の平穏を守る事が出来ます。
続きは、また後程。