バイデンが大統領に就任しました。今朝のドル円相場は、やや円高に動く等、大統領就任により、本来大きく動くはずの為替市場もバイデンが打ち出す増税政策等を先行き不安と捉えているようです。
トランプは、就任式には出席せず、自ら退任式を主催し、そのままエアフォースワンで別荘に向かいました。
大統領選に敗れ、トランプの存在は共和党にとってジョーカーのような存在となっています。
死者が出た襲撃事件はあってはないことですが、1人の政治家の為に一般人が死ぬことが出来るような存在である政治家は、世界中探してもトランプしかいないのではないでしょうか。
共和党が議席を獲得するにあたり、トランプがいれば確実に多くの議席を獲得することが出来ます。
しかし、襲撃事件に代表されるように圧倒的な個性であるトランプは、常に危険と隣り合わせの諸刃の剣です。
それであれば、4年後の中間選挙に備え、早々にトランプに代わる共和党の顔となる存在を立て、4年間掛けて大統領に仕上げていくことも1つの方法です。
トランプは、新しい政党を立ち上げようとしているとの報道もあります。
いずれにせよ、ジョーカーの取り扱い説明書は存在しません。
政治を組織論として見た時の共和党の動き、また、ジョーカートランプ個人の動き、今アメリカ政治の動きを見ることは勉強になります。
2021年1月21日、トランプが大統領を去った時に、私が記したブログです。
…ヒソカは、語らない。ヒソカは、過去を語らない。過去に興味がないからだ。おそらく、明日にはカストロの顔すら忘れているだろう…
…ヒソカは、属さない。ヒソカは、自分以外の誰にも属さない。自分が最強だと理解しているからだ…
『HUNTER×HUNTER』マチの脳内言葉です。
2024年11月6日中間選挙において、トランプが、大統領に返り咲きました。
日本が自民党だの衆議院だのという謎の道徳論や組織論で小競り合いをしている最中、世界で最も影響力のあるポストには、道徳論でも組織論でもない圧倒的な個であるジョーカーが返り咲きました。
私は、総裁選や衆議院選挙には、1㎜も心が動かされませんでしたが、今回の大統領選挙には、心が動かされました。
バイデンの時には、動かなかったドル円相場も、トランプ就任により、1日で3円も円安に動いています。
私は、円安が日本経済においてもプラスになるという世界観を持っており、円安のポジションを取っている為、円安となる事は、私個人にとっても喜ばしい事です。
これは私の持論ですが、トランプが考えている事は、自分が後の世界史に、どのように刻まれるのかという事ではないかと思います。
個人の欲求実現の為に、アメリカ大統領を利用する男。トランプ。
彼は、自分以外の誰にも、属しません。
世界に名を刻むような人物や、桁外れのお金持ちになる人の特徴は「壊れた人」である事です。
何故「壊れた人」と表現をしたのかというと、普通の人であれば、怖くなったり、周囲の目が気になるような場面においても、平気な顔でやってのけてしまうからです。
心理学的に表現をすると、世界に名を刻むような人や、桁外れのお金持ちになるような人は「サイコパス」であると表現する事が出来ます。
「サイコパス」の特徴には、自分がやりたい事は必ずやる・恐怖を感じにくい等があります。
「サイコパス」は、学生や会社員・公務員等の職業や、家族間においてはネガティブに働く事の方が多いですが、経営者や政治家等の職業においてはポジティブに働く事があります。
恐怖を感じにくく、人が躊躇するような事もやってしまうという事は、経営者や政治家には、求められます。
否、そうでなければ、経営者として結果を出し続ける事も、政治家として実績を出し続ける事も、出来ないでしょう。
日本の政治においては、違うのかもしれませんが‥。
エモリ―大学のリリエンフェルドは、歴代のアメリカ大統領42人について、自伝等のデータを基に「サイコパス」度を数値化してみました。
すると「サイコパス」の点数が高い大統領程、高い評価を受けている事が、判明しました。
1位:セオドア・ルーズベルト
2位:ジョン・F・ケネディ
3位:フランクリン・ルーズベルト
ケネディは「10年以内に人類を月に送り込む」と当時であれば、現実不可能だと思われる事を宣言し、実際に、それを成功させてしまっています。
「サイコパス」でなければ、このような事は、出来ません。
「糸師凛の即興(アドリブ)が、あのゴールの全ての始まりだ。」
「言ったっしょ?ウチの選手は、本番に強いって。ここまでの選考(セレクション)で、アイツらは、即興(アドリブ)力を身に付けてきた。」
「え、それって絵心さんが言い続けてる‥選手同士の化学反応のコトですか?」
「ああ。それも即興(アドリブ)のひとつだね。」
「目的を達成しようとする時、往々にして、物事は予定通りにはいかない。教科書や説明書(マニュアル)に書いてあるコトは、机上の正解ではあるが、戦場(フィールド)の現実(リアル)の前では、ただの空論にすぎない。」
「予定していた作戦が通用しなかった時、凡人はパニックになり、失敗の原因を探して安心し、その修正に時間を費やす。これは、敗者の思考だー。勝者は、挑戦を切り替える。」
「この試合の目的はなんだ、アンリちゃん。」
「え、えっと‥勝つことです。」
「そう。すぐに、その思考になれるかが重要‥。」
「予定していた作戦が失敗しようとも、思い通りの道筋じゃなくても、目的を見失わなければ、その状況は、新たな挑戦になる。」
「それが‥即興(アドリブ)に必要な思考。」
『ブルーロック』絵心とアンリちゃんの会話です。
予定していた作戦が失敗しようとも、どれだけの恥をさらそうとも、どれだけの批判を受けたとしても、目的さえ見失わなければ、その状況は、新しい挑戦となります。
私は「壊れた人」を待っています。
女優なのにたくさん食べるとか、売れっ子なのに腰が低いとか、周囲のおかげとか、正直、そんな話は聞き飽きました。
『情熱大陸』にも『僕らの時代』にも、過去10年間「壊れた人」が、出てきていません。
現在の日本において、唯一「壊れた人」といえば、クロちゃん位ではないでしょうか。
世界一の超大国は「壊れた人」であるジョーカーが、トップに立ちました。
ジョーカーに近づき、日本経済の為に利用する。
この覚悟を持ち行動出来る「壊れた人」のみが、日本に国益を齎してくれます。