フラッシュバック

 渋谷のスクランブル交差点を歩くと、中学生の頃に聞いていた尾崎豊『ScrambleRock ‘n’ Roll』を思い出します。
 東京ドームを歩いていると、高校生の頃に読んでいた『はじめの一歩』を思い出します。
 文京区を歩いていると、大学生の頃に読んでいた漱石を思い出します。
 山手線に乗ると、大学生の頃に読んでいた『ドラゴン桜』桜木健司の「東京の一等地。山手線の幹線の中に俺は事務所を建てる。」という言葉を思い出します。
 嫌なことがあると、長渕剛の「東京のバカヤローが。」という歌詞が頭を過ぎります。
 東京で生活をしていると、様々な場面で、自分の過去がフラッシュバックしてきます。
 たまに、過去の自分と向き合うことも、未来を生きていく為に必要なことかもしれません。