イギリスのEU離脱まで70日程となりました。
先日EU離脱が議会にて否決され、合意なき離脱となるのではないかと心配されています。
メイ首相への不信任決議も否決されました。
一部の知識人の中では、自らの意思とは別に国民の意思を貫こうとするメイへの称賛の声が続いています。
私は、この見方には疑問があります。
リーダーに必要なのは、未来を語ることです。
EU離脱後にイギリスにはどんな未来があるのか、未来を語り、未来を設計することがリーダーには必要とされます。
現状の報告や批判等は、誰でもできます。
また、議会制民主主義の国と感じていたイギリスの議会も日本の国会と変わりなく、批判をしているだけであり、残念に感じました。
反対派も、批判ではなくEU残留をしたらこんな未来になると未来を語るべきです。
イギリスは地政学的に日本と似ています。
イギリスは海を挟みヨーロッパを眺め、日本は海を挟みアジアを眺めています。
どちらの国もヨーロッパやアジアに対する意識は希薄しています。
世界は米中貿易戦争、ヨーロッパの停滞等、これまでの覇権争いに陰りが見えてきています。
日本は、今後独自に未来を歩くであろう同じ島国であるイギリスに接近してみるのも1つの案ではないでしょうか。