マイナスがプラスになる
私は、なぜパリがベルナトを獲得したのか疑問でした。
バイエルンでのベルナトは、ウィークポイントだったからです。
しかし、チャンピオンズリーグでのベルナトの活躍を見て私なりの答えがでました。
それは、「マイナスがプラスとなることでチームの力を底上げする。」という答えです。
パリ経営陣やトゥヘルとは異なる答えかもしれませんが、これが私の答えです。
2010年代は、マドリードやバイエルンを始め、どの選手も90点以上であり、どこからでも攻めることができるチームが覇権を握ってきました。
しかし、2000年代にはどのチームにもウィークポイントがありました。
ウィークポイントであった選手が技術や知識、経験を重ね成長することでチームの力を底上げするというスタイルがありました。
ベルナトがまさにこの2000年代のスタイルに当てはまります。
ナポリ戦でもユナイテッド戦でも貴重なゴールを決め、ディマリアと創る左サイドは今シーズンのチャンピオンズリーグにおいて最も効果的な左サイドでした。
ベルナト・ディ・マリアで左サイドを創り、ムヴァッペが決めるという速く正確なスタイルは未来のフットボールを感じさせてくれました。
「マイナスがプラスになる。」が新たなトレンドになると期待しましたが、パリはベスト16で姿を消してしまいました。
今年のフットボールのトレンドは何か探すことも楽しむの1つです。