中学1年生の時、私は、クラスの女子に「リーダー」とあだ名をつけ、呼んでいました。
リーダーと呼ばれていた女子は、目立つタイプではありませんでしたが、観察力があり、こちらが協力をすれば決断が出来る力も持っているように私には映りました。
「名は体を表す。」言葉そのままに、その女子はリーダーのような振る舞いをし、能力を開花させていきました。
私は、リーダーとなる資質は、「生まれながらに決まっており、子ども時代からの体験により開花するものである。」と感じております。研修等では、リーダーとしての資質を得ること等出来ません。
日本人にトランプのようなリーダー像を求めることは、出来ません。もちろん、トランプのような資質を持つ日本人もいますが、少数です。
日本人の多くは、受容性と保全性が高い資質を持ち合わせています。受容性と保全性が高い人が目指すリーダーは、トランプのようなリーダーではありません。
菅さんが総理になって1カ月程経過しましたが、予想通り、マスコミは支持から批判に移り変わってきました。
菅さんの資質から出来るリーダー像を尊重し、評価をするべきです。自らが考えるリーダー像ではなく、菅さんが出来るリーダー像の中で出来ること、出来ないことを見極め、支持や批判をするべきです。
「個性を大切に。」と言いますが、何故か総理や社長等になった途端、1つのリーダー像しか思い浮かべずに、「リーダーシップがない。」と批判をしてしまいます。
リーダーにも、個性があることを理解する必要があります。