マキャベリ著作『君主論』にリーダーに関する印象的な言葉があります。
「リーダーは愛されるより、恐れられる方がいい。」
これほど、短い言葉でリーダーの心構えを描いた表現を他で聞いたことがありません。
話をマドリードに移します。
現在のマドリードには、2人のリーダーがいます。
セルヒオ・ラモスとクリスティアーノ・ロナウドです。
現在フットボール界においても、リーダーが不足しています。
マドリードの強さの要因は、リーダー不在の現代フットボールにおいて、2人のリーダーの存在が大きいです。
2人の関係は、100%プロフェッショナルな関係です。ピッチ外での関係は、ないに等しいです。
しかしピッチに立てば、1人は攻撃の核、1人は守備の要として共闘します。2人の利害関係は一致し、ともに戦おうという姿勢で団結します。
リーダーは必ずしも部下から好かれる必要はありません。愛されるか、恐れられるかの2つであれば、後者を選択すべきです。
1つの目的のために、行動し、決断ができ、集団を引っ張ることができる。これがリーダーです。