「ローマは民衆。ローマの鼓動する心臓は、元老院のものではない。民衆が崇めるのは、コロッセオの砂なのだ。」
ローマを舞台としたアカデミー賞作品『グラディエーター』の一説を実況北川さんが比喩し、今シーズンのローマVSラツィオのローマダービーは開幕しました。
私が小学生の時、夢中になったセリエAでは、主役はローマの2チーム、ローマとラツィオでした。
その後、カルチョはカルチョスキャンダル、イタリアの経済力低下等に苦しみ、世界のフットボールの主役ではなくなりました。
特に、ローマの2チームはその影響が顕著であり、チャンピオンズリーグへの出場も出来ず、丁寧する期間が長期間続きました。
あれから20年、当時のカペッロとエリクソンにも勝るとも劣らない実績と話題性を持った指揮官が、今シーズンローマの地に降り立ちました。
2018年プレミアリーグ、スタンフォードブリッジで当時ユナイテッドとチェルシーを率いて舌戦を繰り広げたモウリーニョとサッリが、それぞれの挑戦と失敗を経て、ローマの地で、自らの価値を再び世界に証明する為に、戦う姿はフットボールファンにとっては、熱い思いが込み上げます。
個人的には、2010年代最も魅了されたサッリナポリが大好きだったので、サッリに再びローマから世界中を魅了するフットボールを披露してほしい気持ちと、レイナ、ルイス・アルベルト、ペドロ、インモービレと挑戦と失敗を経てきた選手達が多くそういう選手を応援したくなるという気持ちから、今シーズンのカルチョはラツィオを応援しています。
自身の理想とするフォーメーションには合わないラッザリも上手く起用する等、サッリも、これまでの挑戦と失敗から学んでいる姿が見えます。
「サッカーというスポーツを超越した所に、ローマダービーがある。」
実況北川さん、解説細江さんでローマダービーを観る事が出来るのは、何よりもの贅沢です。今シーズンのセリエA放映権が中々決まらず、リーグアンの放映権を手放したDAZNにがっかりしていましたが、アッズーリの試合を北川さん実況を起用し、ローマダービーを北川細江コンビで届ける姿勢には賞賛を送りたいです。
「‥おれ達が、負けたところで、勝ったところで、誰も死なないし、生き返らないし、悪は栄えないし、世界は滅びない。壮大な世界を駆け巡るでもなく、ただ9×18mの四角の中で、ボールを落とさない事に必死になるだけ。」
「はぁ~面白かった。クロ、おれにバレーボール教えてくれてありがとう。」
『ハイキュー』研磨の言葉です。
「金が動いて、経済が回って、たくさんの人が熱狂して元気になって、人があまり死なない。バレーボール。こんな至れり尽くせりなものがあるかい。」
『ハイキュー』黒尾の言葉です。
私も含め、ローマダービーに熱狂する大人を観て、研磨と黒尾の言葉を思い出しました。