承知の通り、現在の東京の礎を築いたのは徳川家康です。
家康は48歳の時、小田原攻めにて豊臣秀吉に加担し、その功績として秀吉から関東の領地を貰い受けます。
関東を貰い受けると言われると、良いように聞こえますが、当時の関東は沼地であり、誰も望まない土地でした。
また、家康は当時現在の静岡・愛知・山梨・長野を支配していましたが、これは秀吉により没収されてしまいます。
家康は、これが秀吉の陰湿な嫌がらせであることは理解していました。
しかし、家康は文句を言わず受け入れます。
その結果、沼地であった土地が100年後には世界一の人口を擁する江戸となり、現在でも世界有数の都市となっています。
自らが希望しない役割を与えられた時、あえてその役割を受け入れてみることも1つの選択肢です。
そこで実力を蓄えることで将来、自分の可能性を拡げてくれる可能性もあります。
不遇の連続を乗り越えてきた家康の人生からは、学ぶことが多々あります。