主役は俺だ

 クラシコ終了間際、マドリード勝利が決定的な中、いい位置からのフリーキックがありました。

 キッカーは、クロースかと思っていましたが、セルヒオラモスでした。

 「何歳になっても、何度クラシコを経験しても、主役を獲りにいく。」その姿は、フットボール選手そのものでした。

 学生時代を振り返れば、理解出来ると思いますが、サッカーをやる奴は、目立ちたがり屋ばかりです。目立ちたくて、もてたくて、サッカーをしている奴が大半なのではないでしょうか。

 本音を言えば、いい会社に入ることも、多くの給与を得ることも、経営者となることも、「すごいね。」と言われたいからです。人間とは、そういう習性のある生物です。

 大人になると理性で本音を隠しますが、セルヒオラモスの姿を観て、「主役は俺だ。」と主張できる強さが大切であることを改めて認識しました。

 長期的に見れば、そのような強いリーダーがいるチームや会社が、結果を残していることに気づきます。