「怒れよ。さっきから‥つーか昨日から‥雑な連絡してきた元カレも、ツラあわせた時だけ友達ムーブする女子も、この期に及んでまたあわよくばワンチャン狙ってるそいつも。ちゃんとお前と向き合わないし、清算もしない‥。そのくせ、加害者側(ワルモノ)になる度胸もない‥なんなら、自分に非があるとか思ってなさそうっつーか‥。」
「人のことナメ過ぎだろ。雑に扱われてんだから、ちゃんと怒れよ。東だけが、すり減ってんじゃん‥割に合わねえだろ‥。」
「一度好きになった人、なかなか嫌いになれないんだよねー。なんかまあ、いろいろあってもしゃーないかって許しちゃう。」
「…。」
「あ。だから、雑に扱われんのか。あははー。」
「‥嫌いじゃなかったら、良くないところ全部許して、飲み込まなきゃいけねーのかよ。変だろ。それ。」
『正反対な君と僕』平の言葉と、東と平の会話です。
パートナーとの継続的な問題の69%は、解決されない問題です。
そこで、大切なのは、問題を解決するという事ではなく、問題と向き合うという事です。
人は言われた事は忘れてしまいますが、その時相手に抱いた感情は決して忘れません。
夫婦に対し、最近意見が衝突した事に関してアンケートを実施すると、25%の夫婦が何の事で争ったのかすら覚えていませんでした。
「幸福な家庭は皆似ているが、不幸な家庭はそれぞれ異なる理由で不幸である」
トルストイ著『アンナ・カレーニア』の言葉です。
私は、この言葉を観た時、腑に落ちた事を記憶していますが、現在の私の印象は、寧ろその逆です。
幸福な家庭を築く夫婦は、2人だけのユニークな文化を築き上げています。
そして、不幸な家庭を築く夫婦は、皆、同じ4つの間違いを犯します。
①人格に対する批判
②拒絶
③自己防衛
④軽蔑
①人格に対する批判
不満を言う事は、パートナーとの生活において、健全な事であり、寧ろ推奨するべき事です。
致命的な問題になるのは、相手の人格を批判する事です。
不満とは「あなたはゴミを出さなかった」と言う事。批判とは「あなたがゴミを出さなかったのは酷い人だから」と言う事です。
②拒絶
拒絶は、パートナーが持ち出した問題に対して、ダンマリを決め込んだり、無視したりする事です。
確かに、無視をしたい、否、寧ろするべき事は人生において多いですが、パートナーとの関係においては、やってはいけません。
拒絶は「あなたの心配事は、私にとって対処する程重要ではない」と伝えるのと同じであり、争いは減るどころか、激化します。
③自己防衛
自己防衛とは「問題は、私ではなく、あなたにある」と伝えるあらゆる態度の事です。
火を消そうしているのに放火魔を招くように、争いを激化させます。
相手の言う事に耳を傾け、相手の言う問題点を認め、自分の番になるまで、話すのを待ちましょう。
④軽蔑
軽蔑は、離婚の最大の予測因子です。
軽蔑とは、パートナーが、自分より劣っている事を暗示する、あらゆるものを言います。
パートナーとの関係に限らず、その人との関係を継続していきたいという思いがあるのであれば、軽蔑を示すような言動は避けましょう。
上記4つを避ける事で、パートナーとの長期的な関係を構築する事が出来る可能性が、格段に上がります。
勿論、避けるだけではなく、より良くする方法も、実践する必要があります。
この続きは、また後程。
…今まで、心のどっかに引っかかってたこと。あんな風に、言葉にできるほど、ちゃんと考えてなかったや…
…大事にされていないとか、男運が悪いとか、その前に、私が私に対して、雑なのかもなぁ~…
『正反対な君と僕』東の脳内言葉です。